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麻疹(はしか)ついに東京でも感染者が!どんな症状なの?感染経路は?国内感染者数100人超え

2018/05/11 UPDATE
 
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今年のはしか感染拡大のきっかけは?

たった一人の沖縄への旅行者から始まった

沖縄での麻疹(はしか)の流行は、

台湾から沖縄へ観光旅行にやってきた、

30歳代の男性。

このたった1人から感染は始まりました。

この男性は、3月17日に台湾から来県し、

同月19日まで沖縄本島内を

モノレールやレンタカーで広く移動、

同日夜間に発疹が出現したことから

中部保健所管内の医療機関を

受診し入院。

麻疹を発症した旅行者は

自分の感染に気づかず

観光地を移動している間に、

ホテルや飲食店などで

近くにいた人たちも次々と

感染させてしまいました。

そして、このように感染した人も、

また別な人へと麻疹を

うつしていくという感染の

連鎖が続いています。

沖縄に続いて愛知県でも感染拡大

10代の男性が4月11日、

はしかと診断され、

21日には男性が受診した

同市昭和区の医療機関に勤める

30代の女性の感染が確認された。

23日には、男性と同じ9日に

この医療機関を受診した

女子中学生2人の感染が確認された。

そして24日には、同県東郷町の女児(1)が

10代男性が訪れた町内の医療機関を

同じ日に受診しており、

男性を介して感染した。

そして新たに名古屋市の

男子中学生2人と

30代女性が感染している。

この女性は、感染が確認された

1歳女児の母親で

今月3日に発熱の症状が出た。

県は女児から感染したとみている。

そして東京にも感染者が…

東京都町田市は9日、

市内在住の30歳代の女性が

感染したと発表した。

町田市保健所によると、

女性は4月23日、

都内の医療機関を訪れた際、

沖縄県から4月中旬に川崎市に来て

滞在していた受診者と接触したという。

この受診者は今月に入り、

麻疹に感染していたことが判明。

麻疹の感染者数が、現在は100人余りに上っている。
はしかの症状・予防法とは?
(ここで改ページします)

そもそも麻疹って?

“はしか”として昔から知られている麻疹は、

“麻疹ウイルス”が原因となる感染症です。

症状の特徴は、高熱と

発疹(皮膚が赤くなるなどの病変)です。

このウイルスに対する特効薬は

残念ながら存在しないため、

感染してしまった場合は自然に

よくなるのを待つしかありません。

症状が現れてから1週間前後で熱が下がり、

発疹も消えていきます。

しかし、1000人に1人の割合で

脳にも炎症が起こり、
歩けなくなったり、
記憶力が低下したりします。

このような症状は基本的に治ることがなく、

発症から数年で亡くなってしまうこと

がほとんどです。

また麻疹ウイルスに感染している間は

免疫力が弱くなるため、

他の細菌による肺炎などで

亡くなってしまうこともある怖い病気です。
出典:

はしかの感染経路

麻疹は麻疹ウイルスによって

おこる感染症で、

人から人へ感染します。

感染経路としては空気感染のほか、

飛沫や接触感染など

様々な経路があります。

感染力はきわめて強く、

麻疹の免疫がない集団に1人の

発症者がいたとすると、

12~14人の人が感染すると

されています(インフルエンザでは1~2人)。

感染した90%以上の人が発症します。

発症した人が周囲に感染させる期間は、

症状が出現する1日前から

発疹出現後4~5日目くらいまでで

学校は解熱後3日を経過するまで

出席停止となります。
出典:

麻疹の症状は?

麻疹にかかってから

治癒するまでの典型的な経過は、

1. 潜伏期

2. カタル期

3. 発疹期

4. 回復期

の4つの期間に分けられます。


1. 潜伏期(10~12日)
ウイルスが体に侵入してから、
実際に症状が出るまでの期間です。


2. 前駆期(3~4日)
麻疹の最初の症状は、発熱・鼻水・目やに
せきなど、いわゆる「風邪」と同じ症状です。
この時期にはまだ特徴的な
発疹が現れず、
麻疹に気付かない可能性があります。
しかし、鼻水や痰にはウイルス
が含まれているため、
人にうつす危険はあります。
この時期に頬の粘膜を見ると、
「コプリック斑」と呼ばれる、
周囲が赤くて真ん中が灰色の
砂粒くらいの斑点を見られることがあります。


3. 発疹期(3~4日)
前駆期の終わりには
一度熱が下がり気味になりますが、
再び40℃近くまで上昇するとともに
全身に小さくて赤い発疹が出現します
顔や耳の後ろから始まり、
体幹、そして手足の順で全身に
広がります。
また発疹どうしが融合していくことも
麻疹による発疹の特徴です。


4. 回復期(7~9日)
解熱とともに発疹も
自然に消えていきますが、
肌に色素の沈着が茶色に残ります。


麻疹は多くの場合、自然に治癒する病気です。
出典:

予防策はワクチン接種のみ

はしかの予防策は

ワクチン接種以外になく、

日本で流行する原因は

その不徹底にある。

今年はしかを発症した人の多くは

20代から40代で、

この世代はワクチンを1度しか

接種していない「1回世代」と呼ばれている。

「はしかの予防接種は06年以降、

1歳児と小学校入学1年前の2回

受けるようになっています。

1回しか受けていない人は、

2回受けた人に比べて免疫が弱まる

傾向があるとされます。

インフルエンザと比べて

10倍と言われる感染力ですから、

『1回世代』の皆さんはもう1度

予防接種を受け、予防に努めていただきたい

ワクチンで免疫を獲得すれば

はしかにはかからない。

また、1度感染すれば2度とかからないという。

まずは自分に免疫があるのかないのか、

把握するのが肝要だ。
出典:

受診の前に注意すること

はしか感染者と接触していたり、

感染が疑われる場所へ行っていて

発熱、発疹等の症状から

「麻しん」が疑われる場合は、

必ずマスクを着用し、

事前に医療機関に

「麻しんかもしれない」

ことを連絡の上、速やかに受診してください。

また、受診の際は、

周囲の方へ感染を拡げないよう、

公共交通機関等の利用を避けてください。

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