積乱雲が発達しやすい、特に夏から秋にかけて多く発生する竜巻。竜巻は、短時間で狭い範囲に集中して甚大な被害をもたらすため注意が必要です。
竜巻とは、発達した積乱雲に伴う強い上昇気流によって発生する渦巻き状の激しい突風のことで、予測が難しいといわれます。
そこで今回は、そんな竜巻に遭遇したらどのように対処すべきなのかを見ていきたいと思います。
日本で起きる竜巻のほとんどは、地表近くの空気が回転しているところへ上昇気流が重なることで発生すると考えられています。
また、突然発生して猛スピードで過ぎていくので避難している余裕がないかもしれませんが、被害にあわないように気を付けたいですよね。
まず、屋内にいる場合は、開いている窓はすべて閉め、シャッターがある場合はシャッターも閉めておきましょう。
建物に地下があれば地下に、無ければ一階に移動し、窓から離れた部屋の中心に近いところで机の下にもぐるなどして頭を保護します。飛来物でガラスが割れて怪我をするケースが多いため、戸締りをする時間がない時は押入れやクローゼットなど窓のない場所へ避難してください。
次に屋外にいる場合は、飛来物に注意をして鉄筋コンクリート製などの頑丈な建物に避難し、周りに建物がない場合は近くの水路やくぼみに身を伏せ頭を保護しましょう。
注意したいのが、車庫や物置、プレハブなどの建物、橋や太い木の下などは避難場所として適していません。
竜巻は、事前に対策することで防げる事が多々あります。
まず、竜巻が起こる兆候として、急に周囲が暗くなる・ひょうが降る・雷がなる・気圧の変化によりキーンという音や耳鳴りといった耳の異常を感じることがあります。
雷をともなう突風や雷注意報が発令されている場合も、軽視することなく早めに対策をしましょう。
もしもの時のために、正しい避難場所などを頭に入れておくと安心ですね。
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