幼い頃の友人との何気ないおしゃべりを、細かいところまで覚えているのに、
今「ピザとビール6缶買ってきてほしい」と頼まれたのに、どちらかを忘れて
しまう・・・途中で連絡を取り、何を買うのか確認しないと、確かな物を
買ってこられないことも。
そして、直前に会った人の名前が、全く飛んでしまい出てこない人。それが
短期記憶が悪いと言われる所以です。
人の記憶には、感覚・短期・長期記憶という代表的な記憶力があると言われます。
感覚記憶は外部から刺激を受けた時に起こり、短期記憶は、情報を短期間保持する。
長期記憶は一旦長期記憶に入った情報は、なかなか消えない記憶。
Nelson Dellis氏によれば、短期記憶が悪い人の場合、それは記憶力が悪いのではなく、
使い方を教えられていない事が、問題と言います。
15分で201人の名前を覚えられる彼は、Fast Companyのインタビューに対し、
そのコツを語り、ポイントは覚えたい対照を、イメージを強くすることと
言います。
人の脳は突然起こった強いイメージの事柄を覚えることが得意で、物や事を
見えるもの、普通ではない何かに置き換えることがポイントです。脳は、
抽象的なアイディアよりも、画像を記憶することが得意なのです。
Nelson Dellis氏の提案は、例えば誰かの名前を覚えたい場合には、同じ名前の
別の人を、思い浮かべるという方法なのです。誰かの名前を覚えなければ
ならない時には、同じ名前の別の人を思い出し(同じ名前の別の知り合いが
いることが前提)その人と関連づけて覚える事です。
特徴のない事や物、名前などは、イメージづけをして、何かに置き換えたり
平凡な買い物を「ワイルドでクレージー」な出来事ととらえ、印象付けて
考えると、後から思い出すことが出来ると言います。
人間の脳は、たまたま遭遇した、普通には起こりえないような事柄を覚える
のが得意です。しかし、日常ではそんなに多くの驚くような出来事は起こり
得ないので、特徴のない物を、少し普通ではない何かに置き換えることが
ポイントになります。
何かを記憶したい時には、極力エキサイティングに、そして目に見えるもの、
日常に起こりうる事柄におきかえてみましょう。
補足として、記憶力の低下を防ぐ食べ物についてご紹介しますので、下記リンクをご参照ください!
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