大阪府警富田林署で勾留中に逃走した樋田淳也(ひだじゅんや)容疑者(30)が、29日午後6時半ごろ山口県周南市で食料品を万引きしたとし現行犯逮捕されました。
樋田容疑者は強盗傷害や強制性交等などの容疑でこれまでに計4回逮捕されており、今年5月から富田林署で勾留されていました。
しかし、8月12日夜に弁護士と接見後に逃走。全国に指名手配され、大阪府警が連日3000人態勢で行方を追っていました。
そんな逮捕劇にネット上からは府警のずさんな体制を批判する声が相次いでいるようです。
29日午後5時50分ごろ、周南市の道の駅「ソレーネ周南」で、菓子パンや缶コーヒーなど食料品計5点1053円を万引きした疑いで逮捕された樋田容疑者。
商品を盗む様子を店の女性警備員が発見し、会計をせずに商品を服の中や手に持って店の外に出ようとしていたので呼び止めたといいます。
その後、110番で駆け付けた山口県警の捜査員が同日午後6時27分、窃盗容疑で現行犯逮捕しました。
3000人体制でも見つけることができなかった大阪府警。350キロも離れた場所で捕まったことも驚きですが、樋田容疑者をはじめに捕まえたのが警察ではなく、女性警備員だったということに衝撃が広がっているようです。
ネット上からは
・「ひるまずに職務を遂行した警備員は表彰もの。この対処があったからこその事件の解決です。」
・「捕まえたのは多分、俗に万引きGメンと言われるプロの保安員だろうけど、こんな凶暴性もある容疑者をよくぞ怪我なく呼び止めたと思う。はっきり言って富田林署員よりずっと使えるよ。」
・「富田林署の警察官より山口の警備員の方が1000倍仕事が出来るって事が証明されましたな」
など、女性警備員の手柄を称賛する声とともに大阪府警に対する不満の声が多く寄せられました。
樋田容疑者を逃した上に、初動の遅れから長期化させた大阪府警はもちろん、素通りさせた周辺の県警も連携がとれてなかった点は反省すべきですね...。
また、樋田容疑者が逃走した富田林署では逮捕の一報が流れると市民からとみられる電話が相次いだといいます。署員は、「申し訳ないです。二度とこんなことが無いように頑張ります」と謝罪したのだとか。
大阪府警が出していた懸賞金や報奨金は、ぜひとも女性警備員さんにあげてほしいですね
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