台風20号が、24日午前0時前に兵庫県姫路市付近に再上陸しました。県内41市町で暴風警報と大雨警報が発令され、瀬戸内海側では全域に波浪・高潮警報も出されるなど、公共交通機関にも大きな乱れが出ました。
そんな台風20号の通過から一夜明けた24日朝、淡路島では高さ約60メートルの風力発電の支柱が倒壊している事が分かり、驚きの声が上がっています。
台風20号が、24日午前0時前に兵庫県姫路市付近に再上陸しました。県内41市町で暴風警報と大雨警報が発令され、瀬戸内海側では全域に波浪・高潮警報も出されるなど、公共交通機関にも大きな乱れが出ました。
そんな台風20号の通過から一夜明けた24日朝、淡路島では高さ約60メートルの風力発電の支柱が倒壊している事が分かり、驚きの声が上がっています。
兵庫県淡路市の北淡震災記念公園には、公園施設に電気を送るために高さ約60メートルの風車が建っていましたが、24日朝に倒れているのを公園の職員らが発見しました。
風車はプロペラ部分を含め高さ約59.5メートルありましたが基礎部分から倒れており、近くの電柱2本をなぎ倒したと言います。
幸にもケガ人や周辺の建物への被害はありませんでしたが、ネット上の画像では基礎に鉄筋もアンカーも見当たらなかった。
そのためネット上では・・・
・「なんだこの支柱のベース…。こんなんで風力発電の上部構造体支持してたのか?」
・「風車の基礎ってこんななの??」
・「置いただけの扇風機が倒れたの図?こんな設置が罷り通るなんて、こりゃ中国よりひどいな。」
など、鉄塔の基準を満たしていない手抜き工事を疑う声が上がっているようです。
確かに画像だけ見ると、本体に対して基礎が小さ過ぎるように見えます。たまたま近くに民家や人がいなかったものの、風車の基礎が皆このような作りだったら怖いですよね...。
三重大学の清水幸丸名誉教授によると、基礎が脆弱すぎ、本来10メートル以上は必要でこんな基礎は通常あり得ない、ずさんな工事だと言います。
また別の専門家も、根元にあるコンクリートの基礎に問題があった可能性を指摘しました。
さらに、このような大きな風車が山の上ではなく公園の中に建てられたことにも問題があったのは確かです。
淡路市では今後、風車が倒壊した原因について詳しく調査するとしています。
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