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花火大会の裏事情!日本一規模の大きい場所や人気の場所!また、中止となった理由とは?!

花火大会の知られざる裏事情、日本一の打ち上げ数や人気の花火大会や、中止になってしまう理由などをまとめてみました。
2018/07/22 UPDATE
 
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花火大会の裏事情!日本一規模の大きいところや中止となった理由とは?!

夏の風物詩として定着している花火大会ですが、実は花火を打ち上げる目的は様々で、地域活性化や鎮魂と祈り、そして、花火のきれいさを競い合う「花火競技大会」などが行われています。

花火ランキングなどでも混同されてしまいがちな部分ではありますがその事について少し解説させていただきます。


また、様々な理由から中止せざるを得なくなった所の事なども、一体どんな理由があったのか、調べてみました。

花火大会を行う様々な目的

花火には送り火や迎え火として打ち上げるという目的もあり、戦争や災害で命を失った方々への供養や、祈りと鎮魂を捧げるという意味合いを含めて花火を打ち上げる事があります。

例えば近年では記憶に新しい東日本大震災の発生後に不謹慎だという事で自粛ムードとなっていましたが、祈りを捧げるという意味合いが含まれている事が広まると一転して開催を決定する花火大会が増えた事があり、日本三大花火の一つとして知られる長岡まつりにも、長岡空襲や中越地震などの戦争や災害などで命を落とした方々への慰霊と復興祈願を目的として行われています。

ある地域では、花火大会の前に、先祖の供養を込めて海に灯篭を流す、といった地域もあります。

下には無数の灯篭の光が、上には花火の輝きで一面が明るくなり、上下の光がとても幻想的で綺麗な眺めを一望できる花火大会となっています。

また、花火大会の目的の一つとして、地域活性化を目指して開催している例があり、美しい花火を見に観光客やツアー客が他県からも多く開催地に訪れる事で、宿泊施設や観光施設の利用、または食事をしたりする事で経済効果が見込まれるために行われている事もあります。

花火大会が中止となる理由

花火が好きな人であれば、花火大会の開催当日に一番気になってしまうのが、天気です。

公式ホームページやチラシなどでも雨天中止や荒天中止または延期という項目を見た事があるとは思います。

雨天中止になると思って行かないつもりでいると、当日の夜になってから花火大会を開催したという情報を目にして、がっかりしてしまったという人も中にはいるのではないでしょうか?

実際の所、余程のことがない限り花火大会は開催されるようなので、軽い雨くらいならば期待を込めて行ってみるのもいいかもしれませんね。


また、花火大会を開催するには、主催者がただ協賛金や募金を集めれば、それだけで開催できるのではなく、花火大会開催の許可が通るまでに、管轄の消防署への火薬類(煙火)許可申請・消費計画書や警察への道路許可申請などを提出しなくてはならず、開催までの間に煙火打ち上げ業者と共に現地調査や関係機関との連携など、様々な苦労が成り立ってやっと開催されます。

また、打ち上げ場所の危険区域内に土地や建物または施設所有者・管理者への承諾も必要ですので、何か一つでも申請が通らなければ花火大会の開催をする事はできません。

上記の花火大会の消費許可に関する手続きを行う際に、当日のみの申請の場合は雨天中止で、予備日を含めた申請をしている場合は雨天延期とする事が出来ますが、この場合は申請内容だけではなく、主催者の意向や花火業者のスケジュールなどもありますので、一概に申請内容だけで決まるというわけではありません。


花火大会は、地域の活性化や観光客の呼び込みなどを目的としている部分もあるので、花火大会の中止や延期によって宿泊施設や観光施設のキャンセルが相次いでしまっては、開催地にとっては痛手となってしまいますし、それを見越して花火大会に協賛している施設にとっては協賛した意義すら失ってしまいますので、主催者や協賛者にとっては是非とも開催したいというのが本音ではないかと思います。


では、どのような場合に中止や延期が決定するかというと、開催する地域によっても基準の違いはありますが、これも煙火消費許可申請の際に中断や中止に関する指針として、県や消防署・警察署が協議し消費者に指導するものとされています。

大雨警報や洪水警報または注意報が発令されて安全な消費ができないおそれがある場合は、中止する事ができると定められています。

花火は火薬で出来ていますので、極端に濡れてしまうと着火しない場合もあり、上空に上がらないまま打ち上げ筒の中で破裂してしまったり、上空で花火が開花せずに地上に落下してしまったりなど、安全な打ち上げを行える状況にない場合は中止する事ができます。


また、雨の影響で河川の増水が見込まれる場合など、安全な運営ができない場合にも中止を決定します。


そして、雷注意報が発令されている場合や落雷のおそれがある場合にも中止とする事ができます。

火薬類取締法でも「落雷の危険性があるときは、電気雷管又は電気導火線に係わる作業を中止する等の適切な措置を講ずること。」と規定していますので、現在はほとんどが電気点火となっている花火打ち上げに伴う準備が出来なくなるので、それによって中止となる事があります。

それ以外にも、万が一来場者に落雷があり負傷者を出してしまった際は主催者や消防の責任が問われるため中止とする場合があります。


さらに、強風による影響が予想される場合、これも火薬類取締法で「煙火の消費に際して、強風その他の天候上の原因により危険な状況になるおそれがある場合には、煙火の消費を中止する」と規定されていて、地上風速7メートル以上で花火の開発点で10メートル以上の風速が10分間以上計測される場合を判断基準としています。

台風接近時などは間違いなくこの基準を超える事は予想されますので、早々と中止を決定する場合が多いです。


花火大会の中止や延期の可能性がある場合、どっちなのか気になってしまうと思いますが、これも花火大会の許可申請時に中止判断時刻を予め申請していますので、その時刻になると公式ホームページや自動音声ダイヤル等で開催可否の発表が行われます。

むやみに問い合わせてもその時刻になるまでは決定しませんので、気長に待ちましょう。


このように、花火大会が中止となる理由は様々なことがあるのですが、大抵の場合は普通に開催され、皆さんに綺麗な花火を見せようとその日まで物凄い努力をしてきた関係者の皆さんが頑張って開催してくれると思いますので、思う存分その花火大会を楽しんで帰っていただければ幸いに思います。

日本一の規模・打ち上げ数、また人気の場所は?

調べたところ、日本一の打ち上げ数の花火大会になったのは、『第70回諏訪湖祭湖上花火大会』が打ち上げ数なんと「4万発」ということで全国一の花火大会に輝いた。


そして、人が集まる日本一人気の花火大会になったのは、『第77回川崎市制記念 多摩川花火大会』が来場者数「約20万人」ということで打ち上げ数は約6000発ということながら、全国一人気の花火大会となった。


諏訪湖祭湖上花火大会は、2時間で4万発以上の花火が夜空一面に乱れ咲き、諏訪湖を囲むように連なる山々の存在が最大の音響効果を発揮します。

花火の炸裂音は体を貫くほど強い衝撃を与えながら山々に反響し、その轟音が臨場感をかき立てます。

打ち上げ総数が多いと本当に迫力が全然違って、こちらがびっくりして圧倒されるほどの花火大会となること間違いないでしょう。


また、多摩川花火大会は、

『川崎市政記念多摩川花火大会』

『世田谷区たまがわ花火大会』

この2つの花火大会が、多摩川を挟んで同時に開催される、関東では人気の花火大会です。

近距離で、同時に開催される、かなりレアな花火大会とのことでこれは他では見られない感動があるからこその人気一位ということなのでしょうね。

まとめ

花火大会には本当にたくさんの人々が関係していることが分かりました。

そして、様々なやむを得ない中止理由があることも知りました。

皆さんが毎年見ている花火大会にはそれほどの力が込められており、だからこそ見る人々に圧倒するほどの感動を与えることが出来るのでしょう。


皆さんが毎年見に行っている花火大会以外にもたくさんの素晴らしい花火大会が県外でもまた、県内でも行われていると思います。

今年はいつもとは違う花火大会に足を運び、そちらの花火大会を楽しむのもまた違った花火大会の形を知り、さらに花火大会を楽しむことが出来るかもしれませんね。


花火大会はどの会場もかなりの混雑が予想されます。

いい思い出として家まで帰れるように事故には十分に気を付けて花火大会を思う存分楽しみましょう!

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