「うつ病」という病気は、すっかり耳馴染みになったものの、まだまだそれをきちんと理解している人は少ないのかもしれません。
「気分が滅入る」というだけでなく、食欲不振など、いろいろな症状を引き起こします。
そして、世界では多くの人がこの病を理解してもらえず、苦しんでいます。
そんな辛さを物語る一枚の写真が話題となっています。
「うつ病」という病気は、すっかり耳馴染みになったものの、まだまだそれをきちんと理解している人は少ないのかもしれません。
「気分が滅入る」というだけでなく、食欲不振など、いろいろな症状を引き起こします。
そして、世界では多くの人がこの病を理解してもらえず、苦しんでいます。
そんな辛さを物語る一枚の写真が話題となっています。
アメリカ在住のブリタニーさんは、一枚の写真と「これがうつ病というものです」という一言を、Facebookに投稿しました。
写真にはキッチンに山積みにされた、お皿やフライパン。
彼女は、汚れた皿やフライパンをどうしても洗う気になれず、キッチンに放置していたそうです。
そして、台所の床に座り込んで、その汚れた食器を見ながら泣いていました。
その時彼女の頭の中には、こんな思いが巡っていたそう。
「自分はどうしてこんなにダメなんだ」
「早く片付けてきれいにしなきゃ…」
わかってはいても、それができず、無気力になってしまうのがうつ病です。
ブリタニーさんは、洗濯や掃除に料理、さらには育児、自分自身のことにまでやる気が起きなくなってしまいます。
できない事への後ろめたさや、申し訳なさに苦しむブリタニーさん。
そして「夫や周りに怠け者だと思われたらどうしよう」という不安も抱えていたそうです。
ブリタニーさんは、このようなメッセージを、同じようにうつ病で苦しむ人たちへ伝えています。
「あなたは弱くありません。あなたはとても長い間、自分を奮い立たせて力を出し切ったために、休息が必要だったのです。あなたが今日した唯一のことが、消臭スプレーを吹きかけることだとしても、私は気にしません。私はあなたのことを誇りに思います。よくやりました。私はあなたの味方です。私はあなたのそばにいます。」
この言葉に、ネット上では同じような境遇にいる人や、同じような病を抱える家族を持つ人たちがコメントをしています。
・私も母親です。全く同じ症状で、食事の準備もできず、ただ泣いて眠る毎日を過ごしています。
・苦しくても言えないうつ病の実状。広めてくれてありがとう。
・自分だけじゃないと、ほっとしました。
「同情してほしいのではなく、同じように孤独を感じている人に、一人じゃないということを知らせたかった」とい語るブリトニーさん。
うつ病という病を知り、その苦しみや孤独に寄りそい、家族や周囲が支えてあげなくてはいけませんね。
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