季節感を大切にする和食。
料理には、様々な花や、葉があしらわれ、美しい器にもよく映えるものです。
その繊細さは、スイーツにも及び、和菓子にも美しい緑の葉が添えられることが、多くあります。
代表的なものでは、柿、桜、笹、松、紅葉などの葉が人気のようです。
季節感を大切にする和食。
料理には、様々な花や、葉があしらわれ、美しい器にもよく映えるものです。
その繊細さは、スイーツにも及び、和菓子にも美しい緑の葉が添えられることが、多くあります。
代表的なものでは、柿、桜、笹、松、紅葉などの葉が人気のようです。
良治堂馬琴さんがあるお宅を訪問し、そこの女性に出された老舗の上質な水羊羹。
とても風流で目先を楽しませてくれるものでした。
ところが、その器には、アジサイの葉があしらわれていたのです。
良治堂さんは、それに気づき、ちょっと手を付けられない思いで、戸惑っていました。それに姑さんが気づいたので、大変!
気づいた姑さんは激怒!!
修羅場が勃発してしまったのです。
「お邪魔していたお宅で、さっき水羊羹を出された。現在も修羅場継続中だが、お姑さんの話す様子からすると、奥さんは『普段から必要なことはせず、余計なことしかしない』タイプで、客にたいして毒物を出したことで、お姑さんはブチギレ!そして奥さんは反省せず、
逆ギレで、さらに炎上したのです」
姑に怒られてもピンとこない奥さん。「せっかく綺麗に飾り付けたのになんで叱られないといけないの?」と、そんな思いだったのでしょう。
さっきお邪魔したお宅でそこの奥さんにお茶請けとして水羊羹(老舗の良いやつ)を出されたんだけど、庭から採って来たのかなというアジサイの葉っぱが水羊羹の下に如いてあった。
これにはちょっと手を付けられないしどうしたもんかと思っていたらお姑さんがそれに気付いて修羅場勃発。
我々放置プレイ。
さっきお邪魔したは違う、お邪魔してるお宅でさっき水羊羹を出されただ。
現在も修羅場継続中なんだが、お姑さんの話す様子からすると奥さんは普段から『必要な事はせず余計な事しかしない』タイプで、客に対して毒物を出した事でお姑さんブチギレたっぽい。
で、奥さん反省せずに逆ギレで更に炎上。
良治堂さんが訪問した家で出された、羊羹の添え物、それはアジサイの葉だったのですが、その葉っぱは、庭から採ってきたものでした。
実は、アジサイの葉は、厚生労働省も注意を促す、危険な植物だったのです。
厚生労働省の「自然毒のリスクプロファイル」には、アジサイが紹介され、『古くから青酸配糖体を含むと言われているが、定かではない。嘔吐性アルカロイドの可能性も指摘されてはいるが、未だ明らかではない。料理に添えることがあるが、食用としては避けるべきである』
毒物とまでは特定されてはいないものの、食べない方が無難なアジサイの葉だったのです。
2008・6・13、茨城県つくば市の飲食店での食中毒では、料理に添えられていたアジサイの葉を食べた10人のうち8人が、食後30分頃から吐き気、目まいなどの症状を訴えたのです。
この事件を受けて、「アジサイには毒がある」と言われるようになりました。
緑や赤の綺麗な葉を添えた、お洒落な和食やお菓子。
見た目を楽しませ、心なごませてくれるものです。
しかし、中には、あまりよく知られず、毒性を持っている葉もあるようです。
目先の美しさにとらわれず、この機会に毒性のあるものを把握し、間違いの起こらないように楽しみましょう。
コメント