たまに「著名人のTwitterのアカウントを乗っ取られた」なんて話を聞くが、TwitterはSNSの中でも拡散性の高さから狙われやすく、いつわれわれのアカウントが狙われてもおかしくない。
そこで、マカフィーの公式ブログ「Twitter乗っ取り被害にあったときの確認方法・解除法の全手順と予防策」をもとに、Twitterの乗っ取りの確認方法、解除方法、予防法を整理してみたい。
○Twitterの乗っ取りとは?
Twitterにおける乗っ取りは、アカウントの持ち主以外の第三者にTwitterを操作されることを指す。具体的には、ツイートやフォロー、DMの送信、アイコンやホーム画面の画像の変更などを行われてしまう。
攻撃者はTwitterを乗っ取ることで、ユーザーを踏み台として、スパムツイートやマルウェアに感染させるようなWebサイトに誘導するツイートを間接的に行うことが可能になる。また、有名人や有名企業のアカウントを乗っ取れば、イメージを失墜させることができる。
乗っ取る方法は2つある。1つは、ユーザーのIDとパスワードを盗み出し、ユーザーになりすましてログインするケースだ。もう1つは、DMを許可するような連携アプリを悪用してツイートやフォローなどを行うケースだ。なお、SNSのIDとパスワードを盗まれて乗っ取られるというケースは少なく、実際には「連携アプリ」が原因のケースがほとんどだという。
○乗っ取られているかどうかを確認する方法
Twitterのアカウントが乗っ取られているかどうかを確認する方法の1つが、自分のツイート履歴の確認だ。履歴に不審なツイートがあれば、乗っ取られている可能性がある。また、フォロワーが大量に増えていないかどうかも確認しておきたい。さらに、ログイン履歴を参照することで、ログインに用いたアプリと日時、場所を確認できる。
PCからの確認方法
PCからツイートの履歴を確認する際は、Twitterのトップページの左側にある「ツイート」「フォロー」をクリックすればよい。ここで、最新の情報を確認できるので、心当たりのないものがあるかどうかを確認する。
また、PCからのログイン履歴は「Twitterデータ」で確認できる。トップページの右上にある自分のアイコンをクリック、「プロフィールと設定」のプルダウンメニューが表示されるので「設定とプライバシー」を選択すると、左側のメニューに「Twitterデータ」が表示される。ここで、「アカウントアクセス履歴」を確認する。
「アカウントアクセス履歴」では、過去10件のログインに使用したアプリ名、ログインした時間、IPアドレスから割り出した場所が表示される。
スマートフォンからの確認方法
スマホアプリからツイートの履歴を確認する際は、アプリのホーム(家のアイコン)画面から自分のアイコンをタップするか、画面を右にフリックすると表示される設定メニューから、自分のアカウント名をタップすればよい。設定メニューから「フォロー中」をタップすると、フォローの履歴を確認できる。
また、スマホアプリからログイン履歴を確認するには、設定メニューから「設定とプライバシー」を選択し、「アカウント」→「Twitterデータ」をタップする。「データ」タブから、「アカウントアクセス履歴」を確認できる。
コメント