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世の中には、なかなか香ばしい方々がいるものです。
大多数の人間が常識的な振る舞いをしているからこそ、そういう方々も目立ってしまうもの。
今回ご紹介するのは、とある行列に並んでいたAさんの体験談です。
都内のお花見スポット。
その近くにあるスタバには、長蛇の列ができていました。
店の入り口までもう少しというところで、Aさんは肩を叩かれたのです。
振り向くと、そこにはバッチリ決めた見知らぬおばさま。
「これお願い。一緒に買ってきて」
差し出されたメモは飲み物のオーダーで、「低脂肪乳」「ホイップ追加」など面倒な注文も。
誰？とAさんが混乱していると、
「だから！これを買ってこいっていってるの！子供が小さいから！子供って体が繊細なの！ 風邪引いたらあなた責任取れるの？」
などとまくし立ててくるおばさま。
おばさまはどうやら子供連れのママ友らとお花見に来ていたようです。
「どうせ並んでるんだから一緒でしょ！メモ早く受け取りなさいよ。あなた日本語通じる？ 日本人じゃないの？」
「どちらさまですか？」
呆気にとられたAさんが言うと、すぐ後ろに並んでいた若い女の子らが爆笑。
二人連れの派手目なギャルはおばさまに対し、衝撃的な一言を発しました。
「他人に命令とかありえねwww
日本語通じるとかwww
それおめえだしwww
マジ意味わかんねえしwww
てかマジどちらさまだしwwww」
ギャルたちが大ウケすると、おばさまは恐ろしい顔になってギャルを睨みつけ、吐き捨てるように一言。
「下っ品な…親の顔が見てみたいわ！」
腹を立てたAさんが止めようとすると、ギャルは手で制してきたのです。
「確かにうちらチャラいけど、うちの親は、寒いのはみんな一緒だから我慢しろって言うわけ。親がそんなだからウチはあんたのことありえないっつってんの」
「うちの親、ウチが人にもの頼んで頭も下げなかったらマジ100%ぶん殴るけどね 。ウチのこと。顔見たがるのは勝手だけどあんたも超怒られるよマジで」
おばさまがメモを投げつけて立ち去ろうとすると、ギャルたちは
「てめぇお姉さん（Aさん）に謝ってけよ！」
と怒ってくれたといいます。
Aさんが、イヤな思いをさせてごめんね、とギャルたちに謝ると
「お姉さん被害者なのに謝るとか意味わかんないし！」
「てかマジ頭おかしいすよねーあのババァ。気にすることないと思う」
逆に励まされてしまったのです。
さらに後ろに並んでいた方々も、
「やるわねえ！」
「いい親御さんねー」
「でももっと女の子らしく喋ったほうがいいわよ」
などと言い、彼女たちは照れ笑いをしていたといいます。
常識というのは年齢ではないことがわかりますね。
きちんとした教育を受けることで、道徳というものが養われるのかも知れません。
一見すると口が悪いように思えるギャルたちが、非常識な要求をしてきたおばさまを撃退したというエピソードでした。
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