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ありがとうの語源の由来は仏教?反対語は?本当の感謝の力とは・・・

【感動的!】「ありがとう」の本当の意味・・・こんなにも感慨深い言葉だったなんて。。。
2018/04/01 UPDATE
 
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ありがとうの語源の由来は仏教?反対語は?本当の感謝の力とは・・・

「ありがとう」の語源をご存じでしょうか? 

実は、「ありがとう」の語源と本当の意味には

あたなにとってとても大切な意味が

込められているのです。



いったいどんな意味なのでしょう?



「ありがとう」は人気ナンバー1の言葉

「ありがとう」という言葉は色んなランキングで1位に選ばれています!

例えば……

21世紀に残したい言葉ランキング 1位
彼氏に求めている言葉ランキング 1位
自己肯定感を育む言葉ランキング 1位
子供が大人からいわれてうれしい言葉ランキング 1位


「ありがとう」の5文字には

とても魅力的で強いパワーが

秘められているのですね。

実際、「ありがとう」の言葉を

もらうと嬉しくなりますし

他人に「ありがとう」というと

幸せが深まります。

心が疲れてしまった人に対しても

「ありがとう」が一番いいのですね。

老若男女問わず

みんな大好きな言葉が

「ありがとう」です。



さて、そんな「ありがとう」

という言葉ですが

その語源をご存じでしょうか?

語源を知ると、もっと

「ありがとう」の素晴らしさを

知ることができます。

ありがとうの日

「ありがとうの日」も存在します。



いつかご存じでしょうか?



「ありがとうの日」は3月9日。

サンキュー(ありがとう)で

3月9日なのです。



では、日本語の「ありがとう」の

語源の前に、いろいろな国の

「ありがとう」の語源について、

簡単に紹介いたしましょう。

比較すると、日本語の「ありがとう」の

意味の深さを

より感じていただけると思います。

世界の「ありがとう」の語源(由来)

ポルトガル語の「ありがとう」の語源(由来)
ポルトガル語で「ありがとう」は「オブリガード (obrigado)」。
なんとなく響きが似てますよね。

「おぶりがど」⇒「あぶりがと」⇒「ありがと」⇒「ありがとう」

おおっ! 「オブリガード 」が

「ありがとう」になりました。

ここから「オブリガード 」が

「ありがとう」の語源ではないかという、

まことしやかな説があるのですが。

ポルトガル語が日本に伝わったのは16世紀ですから、

それ以前にあった

「ありがとう」の語源にはなりえないですね。

「オブリガード (obrigado)」は

動詞「obrigar(義務づける)」の

過去分詞が語源だそうです。

ですから「恩義を受けている」

という意味になります。

恩を受けている相手に「ありがとう」

という気持ちを伝える

「ありがとう」といった

心でしょうか。

英語の「ありがとう」の語源(由来)

英語の「ありがとう」は
「サンキュー(ThankYou)」ですね。

サンキューはサンク・ユーで

ユー(you)は「あなた」ですが

サンク(Thank)の語源は

ご存じでしょうか?。

ここでちょっと重々しいですが

哲学者ハイデッガーさんに

ご登場いただきましょう。

語源にこだわる哲学者

ハイデッガーさんによりますと

「think」の古英語のthencan

「思考する」と

「thank」の古英語のthancian

「感謝する」の語源のルーツは

同じだと言っています。

(『思惟とは何の謂いか』 

創文社『ハイデッガー全集』第8巻)



つまり、サンク(thank)

はシンク「think」(考える、思う)に通じ

「サンキュー(ThankYou)」は

「あなたのことを思ってますよ」

ということであり、

「あなたからのご恩(親切)を

忘れていませんよ」

といった心なのでしょう。

ドイツ語の「ありがとう」の語源(由来)

ドイツ語の「ありがとう」は

「ダンケ(Danke)」。

ドイツ語は、英語と同じゲルマン語派で

ありがとうの語源も英語と同じ関係です。

つまり、「ありがとう」を

意味する「ダンケン(danken)」も、

「デンケン(denken:考える)」

と語源が同じなのです。

フランス語の「ありがとう」の語源(由来)

フランス語の

「ありがとうは」メルシー(merci)。

メルシーは英語の「慈悲」を

意味する「マーシー(mercy)」と同じ語源で、

ラテン語の

「メルセデス(merces,edis)」。

そう、あの

「メルセデス・ベンツ」の

「メルセデス」ですね。

「恩恵」という意味です。

やはりご恩を受けて

「ありがとう」という心のようです。

イタリア語の「ありがとう」の語源(由来)

イタリア語のありがとうは

「グラーツィエ(grazie)」。

語源はラテン語のgratia。

これも「恩恵」の意味。

英語の恩恵「グレイス・grace」の

語源でもありますね。

有名な歌

「アメイジンググレイス」のグレイスです。

(ここで改ページします)

スペイン語の「ありがとう」の語源

スペイン語の
「ありがとう」は

「グラシアス(gracias)」。

これもイタリア語と

同じで語源はラテン語のgratia。

韓国語(ハングル)の「ありがとう」の語源(由来)

韓国語(ハングル)の

「ありがとう」は

「カムサ(感謝)ハムニダ(します)」。

「カンシャ」と「カムサ」

すごく似てます。

実際、カムサ(감사)は

「感謝」という漢字を

ハングル書きした言葉です。

(これを「漢字語」と言います)。

漢字語はハングル文字が

開発される前から

中国大陸から伝わり

使われていたそうです。

中国語の「ありがとう」の語源(由来)

中国語の「ありがとう」は

「シエシエ(謝謝)」。

この「シエシエ(謝謝)」には

「すみません」という意味でも使われるようです。

何かしてもらった後なら

「ありがとう」。

前なら「すみません」。

日本語でも

「謝」は「感謝」の「謝」でもあり

「謝(あやま)る」の「謝」

でもありますよね。

「謝」は「言」と「射」の二つによってできています。

「言」は文字どおり、言葉に出して「言う」ことであり、「射る」は張り詰めた弓から矢が

放たれて緩(ゆる)んだ状態を表すそうです。

つまり「謝」とは、言葉に出すことによって心の緊張が緩んだ状態をいうのです。

感謝したい気持ち、謝りたい気持ちを「ありがとう」「すみません」と言葉に出すと、

心が緩みます。

それで「謝」には「ありがとう」と「すみません」の二つの意味があるようです。



では、お待たせいたしました。

次に日本語の「ありがとう」の語源(由来)です。

ありがとうの語源(由来)は仏教にある?

実は「ありがとう」の語源は

仏教に由来するといわれます。

お釈迦様が説かれた

「盲亀浮木(もうきふぼく)の譬え」に

「ありがとう」の語源があるのです。

それは、お釈迦様が

阿難というお弟子になされた

こんなたとえ話です。

「そなたは人間に生まれたことをどう思っているか」
「大変喜んでおります」
「では、どれくらい喜んでいるか」
「どれくらいと申しましても……」

「では、人間に生まれることは
どれほど有難いか
たとえをもって教えよう」

そう仰られお話しされたのが

盲亀浮木の譬えです。

「果てしなくひろがる

大海原を思い浮かべるがよい。

その底深くに

目の見えいない

一匹の亀(盲亀)がいる。

その亀は100年に一度

海面に顔を出す。

一方、海面には一本の

丸太棒が浮いている(浮木)。

その丸太の真ん中に

拳くらいの大きさの穴が空いている。

丸太は波のまにまに

風のまにまに波間を

ただよっているのだ。

阿難よ、この眼の見えない亀が

浮かび上がったとき

浮木の穴にひょいと

頭を入れることが

あるだろうか」

「さようなことはとても考えられません」


当然でしょう。

太平洋のような広い海ですから

亀は日本の近くにいて

丸太はアメリカ近辺に

浮いているかもしれません。

風呂の底からピンポン玉を

浮かび上がらせて

浮かばせている

小さなおもちゃに狙いを定めても、

簡単には当たってくれません。

まして、この亀は目が見えませんので

丸太の穴どころか丸太自体を目指すことも

できないのです。

しかし

お釈迦様はなおも尋ねられます。

「絶対にないと言いきれるか」


絶対にないか、といわれれば

一応、亀の頭が入る穴は

開いているのですから

「絶対ない」

とは言いきれません。

「確かにないとはいいきれませんが

無いと言ってもよいくらい難しいことです」

「ところが阿難よ

人間に生を受けることは

この亀が、丸太ん棒の穴に

首を入れることが

有るよりも、難しいことなんだ。

有り難いことなのだよ」

「有り難い」とは

「有ることが難しい」ということで

めったにないことをいいます。

人間に生まれることは

それほど喜ばねばならないことだと

お釈迦様は教えさと

されているのです。

これが「ありがとう」の語源です。

では、人間に生まれることが

どれほど難しいか

他の生き物と比較して考えてみましょう。



「ありがとう」の語源(本当の意味)に見る、人間に生まれた“有り難さ”

人口が爆発的に増えたといっても70億を超えた程度ですが、他の生き物の数は比べものに

ならないくらいの数です。

例えば……

マンボウが一度に産む卵の数

3億個

これだけで日本の人口の二倍以上ですね。

アリの数

約一京(一兆の一万倍)で、すべてのアリの重さを計算すると、全人類の総重量に

匹敵する『蟻の自然誌』バート・ヘルドブラー、エドワード・O・ウィルソン共著

昆虫の総数

百京にも上るといわれる

人間の人口を上乗せして百億にしても、昆虫の数(百京)は、一億倍になります。

単純計算すると、人間に生まれる確率は昆虫の一億分の一です。

もちろん昆虫以外

にもたくさんの動物がいます。

動物の種類

名前がついているだけで120万種。

未発見のものを含めると

870万種に上るという説もある

(海洋生物学者ボリス・ワーム氏らの研究)

全生命の総数ともなると

もはや計り知れません。

もし、自分が

あのアリの行列の一匹

ハエ、蚊だったら……。

そう思うと人間に生まれることが

いかに困難で有り難いか

お分かりでしょう。

では「ありがとう」の

反対語は何でしょう? 

次に「ありがとう」の反対語について

お話ししましょう。

ありがとうの反対語は?

「ありがとう」の反対語は何か。

答えの1つが「あたりまえ」です。



「有り難い」の逆だから「あたりまえ」。



夫なんだからそれくらいしてくれてあたりまえ。

親なんだから子供を養ってあたりまえ。

子供なんだから親のいうことを聞いてあたりまえ。



「あたりまえ」という心から「ありがとう」の感謝は生まれませんね。

出てくるのは不平不満ばかり……。

これでは幸せも逃げていってしまいます。



何より、人間に生まれたことは

あたりまえどころの話ではありません。

しかし、そこまで考えが及ばず

人間に生まれたことを

あたりまえに思い、恨み呪いがち。



人間に生まれたことを有り難く感じ

親に心から

「生んで育ててくれて、ありがとう」

といえる

身になりたいものです。

次に、心から「ありがとう」

と言えない理由について考えてみましょう。



「ありがとう」が心から言えない理由

「産声を聞いた時、
赤ちゃんが生まれた喜びで
体中が熱くなり、
涙があふれて止まりませんでした」



ある母親の言葉です。

誰もが祝福されてこの世に生を受けました。

人間に生まれたことを

みんなが「おめでとう」と

歓迎したのです。

ところが歓迎された当の”主人公”は

成長するにつれて、人生の荒波にもまれ、

「何で生まれてきたのだろう」

と生まれたことを後悔し

なぜ俺を生んだ!」と、

親を恨む人さえあります。

人生を「ハズレくじ」

のように思っているのでしょう。

本当は、誰もが、人間に

生まれたことを心の底から喜びたいはず。

作家・太宰治は小説の中で

登場人物にこう言わせています。

幸福の足音が、廊下に聞えるのを今か今かと胸のつぶれる思いで待って、からっぽ。

ああ、人間の生活って、あんまりみじめ。

生れて来ないほうがよかったとみんなが考えているこの現実。

そうして毎日、朝から晩まで、はかなく何かを待っている。

みじめすぎます。

生れて来てよかったと、ああ、いのちを、人間を、世の中を、よろこんでみとうございます。

太宰治『斜陽』
出典:

なぜ生まれ難い人間に

生まれたことを喜べないのか。

それは「人生の目的」を

知らないからだ、と仏教で教えられます。

何のために生まれてきたのか。

何のために生きているのか。

なぜ苦しくても生きねばならないのか。

この人生の根本問題に

真正面から答えたのが仏教なのです。

人身(じんしん)受け難し

今すでに受く

仏法聞き難し 今すでに聞く

この身 今生(こんじょう)に

向って度(ど)せずんば

さらにいずれの生に向って

かこの身を度せん (お釈迦様)(意訳)

生まれ難い人間に

生まれることができてよかった。

生まれてきた意味が説かれている

仏法をよくぞ聞くことができた。

何が何でも今生で本当の

幸せにならなかったら

一体いずれの生で救われようか。

永遠のチャンスは今しかないのだ。


人身とは人間のこと

今生とは、生きている時

現在のことです。

「人身受け難し、今すでに受く」とは

「生まれ難い人間に生まれることができてよかった」

「よくぞ人間に生まれたものぞ」

という生命の大歓喜です。



人間に生まれることが

いかに有り難く喜ばねばならぬことか。

そう、お釈迦様は教えられているのです。

本当の「ありがとう」は人生の目的を達成してこそ……

「人間に生まれたのはこれ一つのためであった」

と人生の目的が果たせた時にこそ、

「人身受け難し、今すでに受く」

「人間に生まれてよかった!」

という幸せに満ちた心があふれでます。

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