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初月給のエピソードに涙腺崩壊…分からなかった本当の父の気持ち

【涙腺崩壊】初月給のエピソード。分からなかった本当の父の気持ち
2018/03/23 UPDATE
 
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初月給のエピソードに涙腺崩壊…分からなかった本当の父の気持ち

某信用金庫に勤める二十歳の女性が、

初月給を親のために使って喜んでもらおうと

両親をレストランに招待しました。

お母さんは前日から
美容院へセットに行ったりして大喜び。

ところが、お父さんは

ブスッと不機嫌な顔をして付いて来た。

「何を怒っているの」

と訊ねたら、

「一回の晩飯ぐらいで、俺が

二十年間苦労して育ててきたことが

帳消しになると思ったら、大間違いだぞ」

と言う。

『そんなこと、どうして言うの?』

と思ったけど、口に出しませんでした。

今日はめでたい日だし

お母さんは横でもう

パクパク食べ始めているし

今更怒って帰ることは出来ない。

暫く天井を見つめていた

お父さんが、ポツリと

「ビールぐらい、飲んでもいいか?」

と言った。

『誰がビールなんか注いでやるもんか』

そう思ったけど、注がなきゃ仕方

が無いなと思い彼女はお酌をした。

ところがコップを

差し出したお父さんの手には

二十年間勤めた

セメント工場での白い粉が

びっしり。

手の甲の皺と

毛穴にまで詰まっていました。

それに気付いた彼女は、

『お父さんゴメンネ』

と言いたかったけど

どうにも言葉になりませんでした。

自宅に戻ったその後

彼女が

トイレに行こうとして

両親の部屋の前を通りかかったら、

中から話し声が…。

どうせまたお父さんが

私の悪口を

言っているのだろうと思ったら

それが違うのです。



「俺も五十幾つになるけど

今日みたいに
美味しい晩ご飯は初めてだった。

あいつの顔を見ていたら

俺は涙が溢れそうになったから

天井しか見られなかったけど。

なあお前

本当にいい娘に育ったなあ」


それを聞いた彼女は

そこから先に

足が進みませんでした。

そのまま自分の部屋に帰り

頭から布団を被って

朝まで泣き続けました…。

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