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ネパール人が店長の銭湯「萩の湯」のメニューが充実してると話題に!!

2018/03/08 UPDATE
 
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沢山の種類があるお風呂が魅力的

JR鶯谷駅から徒歩3分のところにある「ひだまりの泉 萩の湯」は、昨年の4月に建て変えてオープンしたばかりの銭湯です。

ここの銭湯は、お湯の種類が豊富なだけではなく、サウナや食堂もあるのが魅力的です。

そこでしらべぇ編集部いちの温泉マニアで温泉ソムリエの資格を持った記者が「萩の湯」の魅力を紹介します。

萩の湯の館内は3階が男湯、4階が女湯でフロアごとにわけられていて、広いです。

カランの数が多いので待ち時間が無く入浴ができます。

取材をした日の軟水風呂は、バスロマンプレミアム「ホットハーブの香り」が使用されていて、オレンジ色のお風呂でした。

ある時は、生のりんごを浮かべたり、チョコレートの香りがする入浴剤が入っていたり定期的に「イベント湯」を行っています。

軟水風呂は通常のお風呂よりも疲労回復に効果があります。

なぜなら、軟水は硬水よりも肌に対する刺激が少なく、入浴することでリラックス作用が働き、質の高い睡眠をとることができるのです。

ちなみに軟水風呂は女湯のみですが、男湯には新陳代謝が活発になる高温風呂があります。

他にはジェットバスや電気湯があります。

こちらは大浴場です。

ジェットバスには体の部位ごとに強力なジェット水流があたり日頃の疲れを取ってくれます。

ビリリとくる感覚がたまらなくなる電気風呂もあってこれは血行促進の作用があります。

国内では数少ない泉質の1つで、炭酸泉の大きさも都内最大級です。ちなみに炭酸泉には炭酸ガスがたくさん溶けたお湯です。

一般的な風呂よりも血流促進効果が高く、神経痛や筋肉痛、冷え性に悩む人に入ってもらいたいです。

身体が炭酸の気泡に包まれてシュワシュワとした感じが心地よいです。

すごいのは室内風呂だけではない

室内風呂だけではなく露天風呂も魅力的です。

露天風呂にはマイクロバブル技術によって作られた「光マイクロバブル湯」が使用されています。

「超高速旋回式」というマイクロバブルが発生する技術で肉眼ではほとんど見ることができない小さな泡ができ、この泡の表面張力が身体についている汚れを取り除いてくれるのです。

この湯は肌に浸透しやすく潤いを与えてくれるので保湿効果が高いと言われています。

サウナも充実しています。

ドライサウナという乾式のサウナもついています。

フィンランド式サウナと違って、湿度が10%程度の乾燥した空間になっています。

高温なので汗が蒸発しにくく。

肌に薄い膜が作られるためやけどしないそうです。

女湯には「塩サウナ」というサウナもあり、ここには室内にバケツいっぱいの塩が置いてあってこの塩を身体に塗って汗を流すものです。

身体に塩をたっぷり塗ってマッサージをすると体の内側からじんわりと暖かってきて汗が出てきます。

数分ほどで皮膚に塗った塩が溶け始めて塩水で肌をスクラブすることができるのできもちがいいです。

サウナの料金は、通常サウナ、塩サウナは平日120円、土日・祝日170円の別料金が必要になります。

(ここで改ページします)

食堂もこだわっている

入浴してリラックスした後は2階にある「食事処こもれび」に行ってみてください。

ホテルや迎賓館で研鑽を積んだシェフによって調理されているものは一般的な銭湯の食堂のメニューと比べるとかなりレベルが高いと言われています。

例えば、人気ナンバー1と言われている「旨辛麻婆飯」(\780/スープ付き)

2種類の豆板醤とたっぷりの山椒、シャキシャキのネギが使われていて、味も本格的です。

ひき肉がジューシーで、豆腐は絶妙に火が通っているので弾力があります。

麻婆飯の他にも旨味のイエローカレー(\700)は、コクがあってまろやかな味です。

野菜とチキンの旨味がルーに溶け込んでいて、ぺろりと食べてしまうほど美味しかったです。

ざるそばは、インスタントではなく、オーダーを受けてからゆっくり茹であげると行ったこだわりもあるそうです。

プロデューサーの駒崎さんは、もともと大学病院の栄養部で食事を提供する業務に携わっていました。

その後に様々な外食産業の立ち上げから関わり、銭湯の運営に携わることになったのです。

他の戦闘とは一線を画にするものを提供したい、本当に美味しいものだけをお客様に届けたいと言う思いから本格的な食堂を作り上げたのです。

銭湯の店長は爽やかネパール人

萩の湯の店長は、爽やかな笑顔が印象のラマさんです。

彼はネパール人で故郷ではシャワーをあびることが一般的なのですが、どうして日本の銭湯で働くことを決めたのでしょうか。

何故銭湯の店長になったのか。

ラマさんは、9年前に来日し、日本人学校の求人広告で「銭湯スタッフ募集」の貼り紙を見つけたのです。

その募集が気になり、上野にある系列店である「寿湯」のアルバイトに応募して働くことになったのです。

その時に今のオーナーに会い、色々と教えてもらいました。

オーナーは親切でこういう方とずっと働けたらと思っていたのです。

そこからバイトとして働き続けたら昨年、萩の湯が建て替えオープンしたタイミングで店長に任命されたのです。

外国人の僕でもできるのか、店長未経験でも大丈夫なのか心配でしたが、オーナーが「心配しないで、フォローするから」「サービス業界は、目に見えない大切なものがいっぱいある。どのようにしてお客様にアプローチしていくかは、従業員の皆が力を合わせて考えていくべきことなので気には1人じゃないんだよ」と言ってくれました。

そのようなことを言ってくれて嬉しかったです。底から頑張りたいと思いました。

真面目な働きぶりが認められ、昨年から店長に就任したラマさん。

ラマさんが思う銭湯の魅力は。

銭湯はリラックスするだけではなく、様々な人が立場に関係なくコミュニケーションができるところだと思います。

この銭湯には、家族連れやカップル、友人同士のお客様、海外の方もたくさん来ます。

海外観光客が日本の名所に行くこともいいことですが、旅行者向けの空間もあり、本当の日本文化についてはわかりづらいと思います。

この銭湯では日本人の本当の暮らしや日本人が大切にしている銭湯文化を知ってもらうことができます。このようなところも魅力だと思います。

実際に自分が入ってみないとわからないこともあるので僕自身も浴槽に浸かって温度調整をすることもあります。

そんな時は、常連さんが声をかけてくれるのでうれしいです。

熱いとか、寒い、ぬるいなど繊細な温度感覚をお客様との会話を通じて身につけていってにお客様の気持ちになった動けるようになりたいと思います。

目を輝かせながら夢を語っていたラマさん。日本人以上に「日本のおもてなしの心」を持っているラマさんにいろいろなことを教わった記者でした。

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