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「もう時効だから」…今明かされる元患者と医師とのエピソード『二十歳の誕生日』にグッとくる。。。

2018/03/07 UPDATE
 
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出口の見えない闘病生活そして絶望の日々

ツイッター上で話題の『#ドクターに言われた衝撃的な言葉』。

医師の「迷言」「珍言」はどれも素直に笑える逸話ですが、現在ヴィジュアル系メタルバンド『摩天楼オペラ』のベーシストとして活躍している『耀』さんが投稿した、闘病中に出会った一人の医師とのエピソードが、多くの人々の感動を呼んでいます。

「19歳の時、俺はある難病で長期入院していた。どれだけ入院してもどんな治療も効かない、ただ時間だけがどんどん過ぎていく毎日に嫌気がさして、俺の心はすさんでいた。薬の副作用のせいもあってマジですさんでいた。治療法がはっきりしてない難病だから、あれこれ治療法を試す度に同意書にサインの連続。が、結局は来る日も来る日もただの薬漬け、体は点滴の穴だらけ。入院だけが長引いて、もうどうせ俺はこのまま死ぬんだろうと思ってた。」

そんなある日、一人の医師との出会い

「長い入院生活だったからその間に主治医も何人も変わったけど、その中に、今でも忘れられない『熱い先生』がいた。インターンシップ(大学生の一定期間の職業体験が終わって1年目の男性なのに、年齢はもう32歳だった。」

「今まで何をしていたのか訊いてみたら、親が医者だったので医学部に入ろうとしたけど大学に落ちて、その後しばらく何もしてなかったこと。ところがその親が急に亡くなって、一念発起して猛勉強し大学医学部に入ったこと。患者のために尽くす医者という親の背中を見て育ったから、自分もそうなりたい…そんなことを熱く語っていた。」

この後、耀さんにドラマチックな誕生日がやって来ます。

熱かった、でもウザかった先生

「でも俺にとってその先生はウザかった。『この人仕事がなくて暇なのか?』と思うくらいよく色々と話をしてくれたよ。当時の俺は『どうせもう治らないんだからさっさと死にたい』といつも言っていた。仮に生きれたとしても『生き地獄』が続くだけだ…そんな感じになっていた。」

「でもそんなことを言うたびに『今は辛いだろう。それはわかるよ。だけど絶対に希望はある!! 俺もがんばるから諦めるな!! 楽しいこともこれからたくさんある!!』と、昔のドラマや映画みたいな、聞いてて恥ずかしくなるようなセリフを真剣な顔でその先生は言ってきた。でも正直俺はウザかった。」

(ここで改ページします)

心乱れていた耀さん…でもある時

「病院のベッドの上ではやることが全然なかった。点滴している時なんかは全く動けないから音楽を聴くしかない。(でもお陰でその後寝相が良くなった)」

「ずっと洋楽を聴いていた。聴いているうちに何だかベースがいちばん好きになった。『俺だったらこういう曲はもっとこんなベースラインにしたいな』とか考えるようになった。ベース弾けないのに。」

「ある時、先生に『いつかバンドとかやってみたい』とそれとなく言ったら、『絶対できる!! 今耐えればできる!!』とまた熱い名ゼリフが返って来た。」

誕生日の直前

「しかし、20歳の誕生日を病院で迎えることが確実になった。若い俺でもさすがに『病院で20歳を迎える』のはちょっとへこんだ。」

「誕生日の1週間ほど前に先生が『今日は何聴いてるの?』さらに『今他に聴きたい曲とかないの?』…まさか大勢の入院患者の中の一人に誕生日プレゼントなんてあり得ない(普通はNG)とは思ったが、執拗に訊いて来るからその瞬間頭に浮かんだのを言った。が、それはかなりマニアックな曲で、そのへんのCDショップには置いてないものばかりだった。」

「『うーん。覚えられないから紙に書いて!!』と先生。俺が言ったCDはまず見つからないだろうと思いつつも、4枚分のタイトルを紙に書いた。このうちの1つでももらえたらラッキーだと思ってた。」

そして、二十歳の誕生日がやって来た…

「その日、先生が笑顔で『誕生日おめでとう!!』とビニール袋を渡してきた。中には…俺が書いたあの4枚のCDが入ってた。…泣いた。普通は手に入らないCDなのに、この先生は全部探してプレゼントしてくれた。お金もそんなにないはずなのに、ただの患者の一人の俺に…。」

「『20歳だから特別な!! 内緒だぞ!! いつか元気になってバンドやれよ!!』と。…今の今まで内緒にしてたけど、もう『時効成立』だからいいよね。患者にプレゼントなんて本当はダメなんだろうけど、見つかるはずのないCDをわざわざ探してくれた、そして『この先生は俺のことを本気で応援してくれているんだ』…そんな先生の気持ちが強く伝わって来たよ。」

俺は病気に打ち勝ち、夢を実現させた!!

「その日から、心が前向きになった気がする。そして退院する日、先生は最後まで見送ってくれた。数年間は闘病したが、俺は本当に元気になれた。ただ感謝しかなかった。就職も考えたけど、1度しかない人生なら好きなことをやろうと、遊びでバンドを始めた。そして今、俺はバンドでベースを弾いている。」

「最近ふと、あの先生が今何してるのかな?と調べてみたら、ある地方の病院の院長になってた。きっと今も熱い正直な先生で、地方医療に尽くしているんだと思う。いつかあの先生に会えたら言いたい。今俺は本当に元気になって、本当にバンドをやっていて、俺のベースを聴いてくれるファンが大勢います。ありがとうございました!!!」と。

自暴自棄になっていた耀さんを、不器用だけれど熱く応援した先生。

苦労して来ただけに、苦しむ人の気持ちが痛いほどわかるのでしょう。

そして先生からの最高のプレゼントを、生きるエネルギーにして病気に打ち勝った耀さんも素晴らしいです。

日本中の病院にこんなお医者さんがもっといてくれるといいですね。

先生、いつまでもお元気で。

そして耀さんの人生に幸せあれ!!!

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