出典: img.sirabee.com
濱田祐太郎さんの目は生まれつき全盲に近い弱視。
左目は全く見えず、右目は明るさを確認出来る程度にしか見えていない。
そんな視覚の不自由な彼がR1グランプリの決勝に進出した、これは史上初のことで。漫才日本一決定戦「M―1グランプリ」、コント日本一決定戦「キングオブコント」、女ピン芸人NO1決定戦「THE W」の決勝のどれも視覚の不自由な人の出場例はない。
R-1グランプリ2018決勝進出者発表では入場の時にサポートする人がいて気になった人も多いようだった。
濱田祐太郎さんは芸歴5年目の漫談家で自らのハンデを自虐的に取り上げるネタをしている。障害をネタにすると嫌悪感を抱く表現になることもあるが、彼は自身が障害を抱えるのでそれがあまり無いようだ。
彼にしかできない漫談で、彼のポジティブ思考が凄い。
吉本芸能総合学院(NSC)の35期生に入学の際、「目の不自由な人をサポートする仕組みはないから、どこまでできるか分からない」と言われたが思いを貫き、昨年10月には、「NHK新人お笑い大賞」の決勝に勝ち残った。
「他の障害を持った方を勇気づけたい思いはあるか」と聞かれた時には、
ときっぱり答えみんな感心した。
会場では耳だけで客の反応を推し量るので毎回、不安になると語る。笑いが起きない時は「今日はお客さんがいない」と自らに言い聞かせて乗り切るようにしているという。
長距離の移動は、同期の芸人や吉本興業の社員に同伴してもらうこともあり、彼を支えている人が多い。皆彼の優勝を願っている。
2012年のR―1は、人生で初の舞台で「むちゃくちゃ緊張した。ずっと膝が震えていた。家帰るまで震えていた」と話していました。
2012年のR―1は初出場で準決勝まで進出した。
そして今回2018年のR―1決勝。7回目の挑戦でつかんだ大舞台。R―1優勝は「一番近い目標」と言い切り、大きな目標は「お笑い芸人で生活していきたい」と語った。
なぜ、そこまでお笑いにこだわるのか聞いたところ「他にやりたいことがないから。マッサージ師をやりたいと少しでも思ったら、そっちの道を進んでいる。子供の時に見た漫才にはまって、お笑いに憧れ続けている」と答えていました。
視覚障害というハンデがありながらも活躍して輝いている濱田祐太郎さん。
彼のさらなる活躍を願っています!
コメント