俺が勤務している会社では
先代の社長が鶴の一声で決めた、
入社3年目までの新人は
先輩に指導料的な金を毎月
支払うというルールがあった。
直接指導をしてくれる先輩
(上司)に月数千円~3万円を払い
上司は支払った金額に
報いる様なしっかりとした指導を
支払う側の部下は3年目までに
支払っている指導料に見合った
俺が勤務している会社では
先代の社長が鶴の一声で決めた、
入社3年目までの新人は
先輩に指導料的な金を毎月
支払うというルールがあった。
直接指導をしてくれる先輩
(上司)に月数千円~3万円を払い
上司は支払った金額に
報いる様なしっかりとした指導を
支払う側の部下は3年目までに
支払っている指導料に見合った
出典: ares-news.com
実務能力を身につける様に
という目的で制定されたらしい。
なお、金額は上司がどれぐらい
払わすかは設定出来た。
ちょうど俺が二年目になった頃から
その制度が始まり俺は直属の上司に
毎月1万円支払う事となった
確かに上司は厳しかったが
しっかりと指導してくれたし
よく飯や酒もおごってくれていたが、
若手の身分で月1万はキツかった。
でも俺も3年を超えて上司の様な
立場になるまで頑張るぞ!
というなにくそ根性で必死で頑張った
上司も敢えて指導料を支払わせる事で
必死さや根性を鍛えてくれたんだと
今では思っている
そして三年を超え、死ぬほど
必死に頑張った俺には役職が付き
新人を指導する立場となった。
俺は上限の3万を部下から
指導料として毎月頂く事にした。
新人は当然不服そうな顔をしたが
俺はウチの会社では我が子を千尋の谷に
突き落とす様な指導方針である事
嫌ならすぐに辞めて良いんだよ?
という事を伝え新人は渋々納得していた。
俺は割とドライで実力主義なタイプなので
正直、この程度で音を上げる様な奴は
会社に不要だと考えていた。
それから何人もの部下を指導した。
指導料に見合った厳しくも確実に
実になる指導をしてきたつもりだ。
中には付いてこられずに辞めていった
奴もいたが、修羅場の3年をくぐり抜けた者は
皆、他の会社に行っても即戦力で通じる
程度には実力を身に着けていた。
今年に入って社長が代わり、
社長の息子が二代目社長になった。
出典: ares-news.com
二代目社長は指導料制度なども含め
「前近代的な制度」だと切り捨てすぐに廃止した
まあそれはともかく、なにかと
合理的過ぎる二代目社長と
ドライだが人情を大事にする所は大事にする
俺の方針とはなにかとそりが合わず
結局俺は同業他社に転職することとなった。
引き継ぎ作業をしていると
俺が教えてきた中で二番目ぐらいに
優秀だった部下、Tが訪ねてきた。
Tは
と言ったので俺がそうだけど?
と答えると
Tは無言で一通の封筒を俺に差し出してきた。
餞別の品?にしては味気ないな…
と思い中に入っていた書類を読んで仰天。
出典: ares-news.com
なんとそれは1000万以上もの請求書だった。
これ何の冗談だよ?
とTに若干怒り気味で聞くと
Tは今まで支払った指導料の返還請求だと言う。
しかもTだけでなく、今まで俺が教えて来た
連中や途中で辞めていった奴の中でも
連絡の取れた人間に指導している間に
借金をした奴もいたらしく
その分の利息や諸々の慰謝料を合わせて
その金額になったらしい。
また、T曰く、他の上司は指導料として
お金は部下から頂くものの
その分飯や酒を奢っていたという。
そういえば元上司からはよく飯・酒を奢って
貰っていたが…
とTが馬鹿にした口調で言ってきた。
俺は思わずカッとなってTの胸ぐらをつかんだが
Tは平然と
と言いやがった。
転職先に退職の際にこんな
トラブルがあったなんて知れたら
不味いし最悪転職自体がフイに
なってしまうかもしれない。
しかし1000万以上もの
お金を払える余裕は無い…
ひとまず今度は弁護士を通して話し合おう
と言ってその場はやり過ごしたけど
正直弁護士なんて知り合いいないし
退職時にトラブルになる事自体俺としては避けたい
そこで相談なんですが、俺の主張としては
会社に主張するか退職するべきではないのか?
・勤務を継続したという事は、
こちらからすれば制度に納得したと解釈してしまうし、
その点に対して部下らの過失は無いのか?
・そもそも指導料を支払う事で不利益が
あったのなら、俺個人に請求をするのではなく、
制度を定めた会社に請求をするべきではないのか?
あくまでも俺は会社の方針に従っただけである
という主張を押し通したいのだけど
こういう事例自体が調べてもあまり無いので
俺の主張がちゃんと通るのか正直自信がありません
法律や会社トラブルについて詳しい方がいたら
今後の俺の動き方も含めて、
アドバイスお願いします。
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