米国ウィスコンシン州出身のウェンディ・ブラウンは、かなり過酷な学生時代を過ごしました。
両親から虐待を受け続けたことで、上手く喋ることが出来なくなり、
さらに、それが原因で周りから酷いイジメに遭っていたのです。
そして、17歳の時に妊娠し、高校を中退。
一方、彼女の姉は、学校でチアリーダーをしながら充実した生活を送っていました。
その姉を見てウェンディは羨ましく思ったでしょう。
出典: afpbb.ismcdn.jp
そんな輝かしい姉の姿を横目で見ながら、ウェンディはこう思っていたことでしょう。
「いつか私だって楽しい学校生活を経験してやる…!」
2008年、33歳で、すでに子供もいたウェンディは、妙案を思いつき、実行に移します。
州外に住んでいる15歳の娘の身分証明書を使って、地元の高校に入学したのです。
母娘だから顔は当然似ているでしょうが、自分の娘になりすますのは驚きだ。
しかも凄いのは、実は30歳を過ぎているということが周りの生徒にバレなかったということ。
さすがにその歳の差ではバレてもおかしくない状況の中である。
しかし、無断欠席が多いことから教員たちの間で疑問の声が上がり、数週間で正体が明るみに。
さらに、詳しく調べてみると、彼女には精神的疾患があることが判明し、
その後、ウェンディは3年間を施設で過ごすことになりました。
ただ、彼女はその期間を利用して、念願の高校卒業資格を得ていたのは驚き・・・
日本では一般的ではないですが、アメリカなどでは、
家賃の負担を減らすために、面識の無い人と大きめの部屋を一緒に借りることがあります。
2007年、米国フロリダ州在住のブリタニー・オセンフォートも、共通の友人を通じて知り合ったミシェルという女性と一緒にアパートで暮らし始めました。
二人の関係はいたって良好だったのですが、ミシェルの行動が徐々におかしくなっていきます。
ブリタニーの服装を真似て、髪型や髪の色も同じにして、ミシェルの見た目はどんどんブリタニーに近づいていきました。
もはや双子レベルに近い様子である。
出典: tonboeye.com
電話の内容は、保釈金を払ってくださいというもの。
一体どこの誰を保釈させるのかというと…。まさかの「ブリタニー」です。
刑務所にいる「ブリタニー」が、自宅にいるブリタニーに連絡を取り、保釈金を払ってくれと頼んできました。
刑務所から助けを求めてきた「ブリタニー」の正体は、ミシェル。
彼女は、ブリタニーになりすまして売春を繰り返し、それが原因で逮捕されていました。
しかし・・・警察署などのデータベースには、ブリタニー・オセンフォートの名前で逮捕歴が記録されてしまい変更ができませんでした。
なりすましをするなら、もっと完璧に作戦を練って行った方が良いですね。
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