近年、子どもを幼い頃から学習塾に通わせ、有名私立学校に入学させるために奔走する教育熱心な親が多いようです。
「小学校の授業はレベルが低くて子どもに何の役にも立たない」という親もおり、同様の回答が多数を占めるアンケート結果もあります。
そのような親御さんたちを対象に、大手学習塾による入塾説明会が各地で行われていますが、これから紹介するのは、ある大手学習塾の入塾説明会であった話です。
大勢の子どもたちの親と塾講師への質疑応答の際に、一人の母親が「小学校の授業なんか役に立たないし意味はないと思っている」と発言した事から始まりました。
それまでにこやかに対応していた塾講師の顔から笑顔が消えました。
しかし直後、その塾講師は、決して感情的にならないゆっくりとした口調で語り始めたのです。
コメント