土地に定住し、農作物を作る段階でそれは始まったとされています。
支配者と支配されるもの、そしてその関係は、今度は国と国の関係になりました。
ある国が別の国を支配する。
そうすると、支配された国の人々は、皆殺しにされるか、
奴隷として働くことになる。
そうやってこの世界は作られていったのです。
奴隷になるっていやですよね、支配する方も大変だし、
奴隷はやりたくない仕事をやっているんだから、
できれば手を抜きたい。
すきあれば逃げ出したい。
そして、そんなのを監督するのって、大変ですよね。
やる気がないからって厳しくあたって病気にでもなれば、
働き手がいなくなる。
かといって甘やかすわけにはいかない。
つまり、奴隷制度はそんなに効率的ではなかったのです。
産業革命によって、この世はものすごく発展しました。
それは私も認めます。
そして、今までの階級社会が崩れ、皆が平等になったと思いました。
しかしそれは、幻想でしかなかったのです。
支配者はあらたな奴隷のステージをそこから作る事に成功してしまったのです。
かれこれ30年ほど前、日本は世界第2位の経済大国、
給与はどんどん上がり続けていました。
さて、念願のマイホーム、銀行マンはこう言うのです。
「今、お客様の給与はそんなに高くありませんが、
10年後は高給取りになっているでしょう。
ですから、ローンは10年単位で上がるようにしましょう。
10年後、その通りになって、皆全く問題ありませんでした。
出典: rr.img.naver.jp
経済は長期デフレ、給与は下がるばかり、それなのに、
すぐそこにローンの値上がりが待っています。
すると銀行は、
「今は長寿社会だから、それでは、返却期間を長くして
毎月の返済を均等にし、そして、少なくしましょう」
というわけで、60歳で完済、あとは悠々自適のはずだった
我々の生活は、80までローンを払う、
そしてそこまで何とか働くに変わってしまったのです。
そして、80歳で無事完済した暁には、
売れないボロ屋がのこるのです。
そうです。適度な夢を持たされ、一生働き、気が付いたら
何もないのです!
でも、その頃は痴呆症になってしまって、
そんな事を考える事すらできなくなっているでしょうね!
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