日本には、
「間を取る」とか、「間を読む」とか、
「間」、つまり「霊」の階層であり、
「結び」の働きを客観視して、
自在に扱う文化があります。
それが日本文化の「侘び寂び」です、
生と死を超えた世界から「間」を読む、
武道の達人とかは、当然それが求められます。
出典: pbs.twimg.com
ナイフを持った人が今、
目の前であなたを襲ってきました。
あなたも手元にナイフを持っている。
後ろは壁で逃げられない。
さあ、どうすします?
そうなんです、襲われたら、誰でも戦う。
隣人が明日、自分を殺すかもしれない、
周りがそういう状況で、いつも臨戦態勢。
そんな状態で、生と死を客観視なんてできないでしょ。
そうすると「魔」に入られて支配されてしまう、
「魔」を使ってでも、自分を守ろうとする。
ということが起きてくるんですね。
それが、民族単位で起きる。
民族として「魔」を使ってでも、民族を守ろうとする。
人間はときどき、人間らしくない思考や行動をする。
時に、獣のようになっていたり、
犯罪者のような思考をしていたり・・・
ふと、自分がとんでもないことになってる!って、
我に帰るってことがあると思います。
これは、歴史がそうさせているもので、
その部分が「魔」とか「獣」なんです。
「獣」は、生存欲求、食欲、性欲、睡眠欲の3大欲求とか金欲とか。
こういうものをコントロールできなくなって、
止まらなくなっちゃったら、獣(ケダモノ)です。
誰でも、人である限り、神魔人獣の中を、
揺らいでいます。
日本はそのように、
もともとのプラットフォームがあって
守られている国だったから、
今まで入ってこなかった「魔」、
それが入ってきてしまったのです!
考えてもみてください。
そもそもキリスト教とは関係がないし、
悪魔やおばけのような格好をした子どもが
家を訪ねてきてお菓子を要求する・・・
「ハロウィン」「悪魔」ってうつと、
「悪魔崇拝」って
グーグルのキーワードでも出てきます。
日本では、こんなお祭りなかったのですが、
急に子どもたちがやり始めました。
バレンタインもそうでしたけど、
こういうブームとか波をつくるのって
ビジネスの力が裏にあります。
ビジネスというエネルギーに魔が乗って、
日本に入ってきているわけです。
日本の10月といえば、
本来、神無月(かんなづき)。
神様が出雲に集まるといったのは、
平安以後で、本来の語源は、「神の月」なんです。
神の月だから、
本来、魔を取る時期なんだけど、
そこに魔が入ってきてしまったのです。
コメント