2日に初登庁した東京都の小池百合子知事(64)が都議会各派にあいさつ回りした際の、川井重勇議長(自民)や、都議会自民党の態度に対し、自民党本部の公式ツイッターに「失礼極まりない」「都民を愚弄している」「常識を疑う」と厳しい批判コメントが殺到している。
2日に初登庁した東京都の小池百合子知事(64)が都議会各派にあいさつ回りした際の、川井重勇議長(自民)や、都議会自民党の態度に対し、自民党本部の公式ツイッターに「失礼極まりない」「都民を愚弄している」「常識を疑う」と厳しい批判コメントが殺到している。
2日の小池知事の挨拶回りでは、川井議長が、取材陣の知事との写真撮影の提案を拒否。他会派は幹事長が出迎えたが、都議会自民党は「たまたまいた」と言う総務会長ら2人だけが迎え、5分を予定していた挨拶は30秒で終わった。
この冷淡対応は、小池氏が自民党都連に無断で立候補し、都議会との対決姿勢を鮮明にしたことが背景にあるとみられるが、一連の態度にネット上では「大人げない」「器が小さい」などと一斉に批判の声があがり、自民党都連だけでなく、自民党本部のツイッターも炎上した。
冷淡対応自体に「自民都連のふざけた振る舞い」「挨拶もろくにできないんか 小学生以下だな はずかしくないのか」「本当に失礼極まりない!子供みたいなことをよくしますね」と怒りの声が相次ぎ「都連のお子様っぷりを何とかしてください。見ていて不愉快です」と求める声も。
また小池氏が都知事選で圧勝当選を果たしているだけに「291万票の民意の重みが分からない御党の都連の方々は問題ではないですか」「民意によって選ばれた都知事に対してこのような対応は都民を敵に回すという事。最悪」「小池都知事を支持している都民への愚弄だと、いい加減気付きませんか?」「有権者を舐めんなよ!!」と問題視するコメントも殺到している。
小池都知事の登庁初日からいきなり勃発した都議会自民党とのバトル。現状、自民党ツイッターに、冷淡対応を支持する声は見当たらない。
“ブログ更新:小池百合子知事の初登庁も、都議会自民党らが通例を破ってまさかの「出迎え拒否」! https://t.co/3IEBkbzWzE
政治的な意図でセレモニー出席すら拒否する姿勢は反感を買うことはあれど、プラスに働くことはないのではないかと個人的には思います。”
“これまでの知事初登庁では、出迎え順は都議→副知事の順番。しかし都議会自民党などが欠席するや否や「行政主体のセレモニーなので、都議の方は後ろに下がって欲しい」と。都職員はいったいどちらを向いて仕事をしているのか。都政の闇がすでに…”
otokita フォローする 2016-08-02 10:12:41東京都知事選で初当選した小池百合子知事が2日、都庁に初登庁した。女性の都知事就任は初めて。小池氏は記者会見し、都政改革本部のほか、東京五輪・パラリンピック費用の妥当性を検証する調査チームを設置する意向を表明した。
選挙中に最大会派の自民党幹部を繰り返し批判していたことから、自民党都議団の幹事長は「どう対応するかは白紙」としている。小池氏は知事就任前、都議会について「都民のためになる政策の実現のため連携を取りたい」と話しており、2日は川井重勇議長や各会派を訪問した。
【都知事選】「議会解散」と「任期3年半」小池百合子氏の公約に二つの矛盾
【都知事選】「議会解散」と「任期3年半」小池百合子氏の公約に二つの矛盾
小池氏は6月29日の記者会見で、このまま行けば4年後の都知事選が、東京オリンピックの開催時期と重なってしまう問題をふまえて、「任期を3年半とすることによって、混乱を避ける方法もある」と、口にした。
どうやるのか。小池氏は記者からの質問に答えて、次のように話した。
「自治体の長の任期が、決められていることはいうまでもございませんが、これは意思として3年半と区切り、それを公にして、実行していく。それによって、混乱を避けるという知恵でございます」
「発想力という点では、私は自信を持っているつもりでございます」
ところが、このアイデアの実現も、一筋縄ではいかない。
まず、知事の任期は、地方自治法で「4年」と決まっているので、知事が勝手に変えることはできない。
そして、任期途中で自ら辞任した知事が、続く出直し選挙で再選された場合、その任期は選挙がなかったのと同じままになるという特例ルール(公職選挙法259条の2)がある。
今回のケースにあてはめると、仮に小池氏が3年半で自ら辞め、都知事選に出て、再選された場合、結局のところオリンピックと任期切れが重なってしまう。
つまり、出直し選挙は、任期をリセットするためには、使えない。
かといって、出直し選挙に小池氏が参加せず、半年前に知事交代、というのも良いアイデアではないだろう。
「発想力に自信がある」小池氏でも、法律的なハードルや自民党との対立を乗り越えて、これらの公約を達成するのは、難しいのではないだろうか。
“小池百合子知事、初登庁!通例であれば議長以下、各会派の幹部クラスが並んで出迎えるのですが、出迎えた都議はわれわれのみ…。さらに並び順でも都庁役人と一悶着ありました。。
早くも開戦です。詳しくは今日のブログで報告します。”
小池氏は6月29日の記者会見で、このまま行けば4年後の都知事選が、東京オリンピックの開催時期と重なってしまう問題をふまえて、「任期を3年半とすることによって、混乱を避ける方法もある」と、口にした。
どうやるのか。小池氏は記者からの質問に答えて、次のように話した。
「自治体の長の任期が、決められていることはいうまでもございませんが、これは意思として3年半と区切り、それを公にして、実行していく。それによって、混乱を避けるという知恵でございます」
「発想力という点では、私は自信を持っているつもりでございます」
ところが、このアイデアの実現も、一筋縄ではいかない。
まず、知事の任期は、地方自治法で「4年」と決まっているので、知事が勝手に変えることはできない。
そして、任期途中で自ら辞任した知事が、続く出直し選挙で再選された場合、その任期は選挙がなかったのと同じままになるという特例ルール(公職選挙法259条の2)がある。
今回のケースにあてはめると、仮に小池氏が3年半で自ら辞め、都知事選に出て、再選された場合、結局のところオリンピックと任期切れが重なってしまう。
つまり、出直し選挙は、任期をリセットするためには、使えない。
かといって、出直し選挙に小池氏が参加せず、半年前に知事交代、というのも良いアイデアではないだろう。
「発想力に自信がある」小池氏でも、法律的なハードルや自民党との対立を乗り越えて、これらの公約を達成するのは、難しいのではないだろうか。
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