情報をまとめて創造するキュレーションメディアです

東京メトロの路線カラーはどのようにして決まった?乗りものニュース

東京メトロの各路線に付与されている色は、いつ、どのような経緯で決まったのでしょうか。東京メトロに聞いてみました。
2016/07/30 UPDATE
 
77 views

丸ノ内線の赤はイギリスのたばこの箱に由来

東京メトロでは、全9路線それぞれに“路線カラー”を付与し、路線図や駅の案内板などに採用することで、利用者に各路線をわかりやすく案内しています。では、これらの路線カラーは、いつ、どのような経緯で決まったのでしょうか。

 東京メトロによると、路線カラーを初めて導入したのは1970(昭和45)年。当時開業していた銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線の5路線と、都営の浅草線、三田線の2路線を走る車両の色などを基準に、営団地下鉄(現・東京メトロ)と東京都で路線カラーを決めました。その元になった、車両の色の由来は次のとおりといいます。

・銀座線(オレンジ色):BVG(ベルリンの地下鉄)を模範にした明るい黄色
・丸ノ内線(赤色):丸ノ内線の建設調査でロンドンを訪れた際に吸った、イギリスのたばこの箱に使われていた色
・日比谷線(灰色):初のステンレス車で無塗装であったため、そのままの色
・東西線(水色):ステンレス車で日比谷線と区別するために入れた、「ハイライトブルー」(タバコ「hi-lite」で使われている水色)の帯
・千代田線(緑色):相互直通予定の常磐線を走っていた103系電車の車体色

ちなみに、1970(昭和45)年時点で計画中だった有楽町線と半蔵門線、南北線、都営新宿線についても、この5路線と同時に路線カラーが決定。その後に計画された副都心線と都営大江戸線については、1985(昭和60)年に路線カラーが決定したといいます。

【乗りもの豆知識】
地下鉄の謎と不思議 [ 谷川一巳 ]
1728円
販売サイトをチェック

コメント

0
コメントを投稿する

※ URLを入力すると、リンクや画像に自動的に変換されます。
※ 不適切と判断させていただいた投稿は削除させていただきます。

関連する記事

人生の大半は、食事と睡眠と そして、 思い通りにならないことで終わる。

PICKUP

ピックアップ

Ranking

ランキング

人気のキーワード

いま話題のキーワード