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今やスマホは母子手帳にもなる!? 今のママ達はどうやって活用しているのか?

赤ちゃんの笑顔も成長も、いまやスマホアプリで管理の時代!?
2016/07/28 UPDATE
 
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「母子手帳」とは?

母子健康手帳とは、母子保健法に定められた市町村が交付する手帳のことです。

通常、妊娠していることが分かった時点で住所地の市区町村長に
「妊娠届」というものを提出しますが、これによって市区町村長から渡され、
国籍や年齢に関わらず交付を受けることができるものです。

この手帳は、出産までの妊婦の健康状況やアドバイス、そして出産時の
大切な事項(出生日や時間・出生した施設・病院の名称等)、
出産後の予防接種や成長状況等を記入します。

また、母親自身が成長記録をする欄もあり、幼稚園や保育園、小学校等に
入園•入学する際に使用することもあります。

また、特に外国人の居住人口が多い市区町村(例•神奈川県川崎市や横浜市、
静岡県浜松市等)は、独自に外国語版の母子健康手帳が作成されている場合があります。

現在では、手帳を作製する業者が相当数いるため、市町村ごとに異なる
手帳が使われています。

不便と感じているママも…

大切な情報がコンパクトに凝縮された母子手帳ですが、「持ち歩くのが大変」「記入が面倒」「情報共有がむずかしい」といった紙ゆえの不便さも。また、東日本大震災の際には津波で母子手帳そのものが流されてしまうという事態もあり、パソコンやスマートフォンで活用できる電子化の動きが進んできました。

母子手帳が「スマホ」になったらどうなるの?

まさに近代的とも言える、母子手帳の「電子化」。

この母子手帳スマホアプリを開発元のひとつ、「株式会社エムティーアイ」
の広報室の方は次のように語ります。

「紙の母子手帳をそのまま電子化したものではないため、記録内容をすべて網羅しているわけではありません。Webサイトの開発にあたってアンケートを実施し、紙の母子手帳の中から要望が高いもの、電子化するメリットの高いものを機能として取り入れました。また、従来の母子手帳にはない記録項目や、妊娠週数や子どもの月齢に応じた読み物など、より充実した育児情報もプラスして提供しています。」

では、実際に母子手帳が電子化したことで、解消したデメリットとは主に
何だったのでしょうか?

「電子化」することによって解消した母子手帳のデメリット

手元にないと情報が見られない
→いつも持ち歩くスマートフォンで情報にアクセスできるように。子供が成長して母子手帳をあまり使わない年齢になっても過去の記録をすぐに確認できる
情報を共有できない
→健診の記録や育児日誌などはWebサイトに入力。写真や動画も記録してパパや祖父母などと共有できる
成長記録のグラフを手書きするのが面倒
→健診情報や日々の身長体重の記録から、自動でグラフを描画。発育状況をチェックできる
予防接種の管理が大変
→複雑な予防接種のスケジューリングを自動化。接種忘れ防止のプッシュ通知機能も。
災害などで手帳が失われた場合に内容の復旧がむずかしい
→データはすべて、クラウドサーバに保存。災害時や紛失した際にも安心
制度変更した場合に対応できない
→インターネットを介して情報を配信するため、常に最新の内容を確認。予防接種の制度変更などにもすばやく対応できる
また、住んでいる市区町村が電子母子手帳を導入している場合には、自治体からのお知らせや地域のイベント情報、入力した情報に基づき、妊娠週数や子どもの年齢に合わせたアドバイスなども受け取ることができます。
電子母子手帳サービスやアプリは複数の会社が提供し、誰でも使えますが、いずれも自治体から配布された紙の母子手帳と併用して使うものです。電子母子手帳を使えば、最新の育児情報がいつでもどこでも見られるので心強いですね。また、写真や動画をシェアできるようになったことは大きな進化。寝返りやつかまり立ち、歩けるようになったといった成長をそのつど撮影していくだけで、家族や遠くに住む祖父母などと一緒にアルバムを見るように成長を楽しめます。

かわいい子供の姿を、離れて暮らす祖父母に瞬時に見てもらえるのはとても
嬉しいですね!

実際にアプリを使っているママは、どのくらいいるのでしょうか?

実際に使っているママや自治体の声

2016年7月時点で全国8つの自治体が導入しているという「株式会社
エムティーアイ」のサービス。
実際のユーザーの声を、千葉県柏市にある柏市保健所・地域健康づくり課
の方は次のように話します。

「現在、3歳未満のお子さんを持つ30代を中心に1120人が登録しています。市内でもお住まいのエリア別に地域密着の情報を届けやすくなりましたし、働くママには参加が難しい平日開催の講座や離乳食の作り方なども動画でアップし、多くの人に見てもらえるようになりました。」

アプリユーザーであるママ達の声!

『成長の度合いがひと目でわかり、年齢に合わせた育児情報や地域の情報が見られて便利ですね。いまは電子親子手帳で見つけた子育てサークルに参加。夫と3人暮らしで実家も遠方ですが、育児日記や写真を保存して親族とも共有しています(40歳・3歳男の子のママ)』

これからの展望

知名度が上がるごとに人気が増えそうな母子手帳アプリ。

開発元や地域の方は次のように今後の展望を語ります。

「将来的には医療機関と連携した予防接種の予約や、災害時に備えたマイナンバー制度との連携なども可能性として捉えています(柏市保健所地域健康づくり課)。」
「すでに提供しているヘルスケア系サービスとも連携し、健康管理サービスへの発展も目指しています(株式会社エムティーアイ)。」

日本生まれの優秀なツールである母子手帳が、電子化という新たな進化に伴って、
ママや赤ちゃん達の笑顔が増える要因となるといいですね!

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馬刺しを愛すお洒落なひよこです。

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