子供たちが投げかける素朴な疑問は、時に私達大人の頭を悩ませる事もしばしば…
そんな無邪気な子供たちが繰り出す質問に対し、専門家が明快に答える夏休み限定のラジオ番組「夏休み こども科学電話相談」(NHKラジオ第一放送)。
子供たちが投げかける素朴な疑問は、時に私達大人の頭を悩ませる事もしばしば…
そんな無邪気な子供たちが繰り出す質問に対し、専門家が明快に答える夏休み限定のラジオ番組「夏休み こども科学電話相談」(NHKラジオ第一放送)。
今回話題となった質問は「植物にいい言葉をかけると、キレイな花が咲くのですか?」という小学生の女の子の質問。
回答者は甲南大学で特別客員教授を務める田中修先生。
「植物にいい言葉をかけるとキレイな花を咲かせるんですか?」
――どこで知ったの?
「お母さんが言ってた」
「植物に汚い言葉をかけても普通に育つよ」
「植物は触られると、茎が太く、短く、たくましく育つ性質がある。
きっといい言葉をかけて育てた人は、茎なんかを触りながら声をかけていたんだね。」
「菊は実験しやすいから、やってみて。苗を2つ買って、一つは『普通に育てる』、もう一つは『ヒドイ言葉をかけつつ撫でて育てる』。撫でられた方がたくましく育つから」
ちゃんとした専門家が、こうした疑似科学をきちんと否定するのはとても重要なことだと思います。
しかし、ただ否定するだけでなく、簡単な実験を促して関心付けをすることでより興味を持つように持っていく…
質問した女の子に対し、きちんと向き合った田中先生の対応は専門家としてはもちろん、大人としても素晴らしいと思います。
“お母さんが言ってたからといって無条件に信じずに疑う小6、その子に対して実験的に証明することをうながす先生。お見事。
#夏休み子ども科学電話相談”
“田中先生「悪い言葉をかけてもね、普通に育つ」とまずはばっさり。「植物は触られると、太く、短く、たくましくなる性質があるから、良い言葉をかけている人は触りながら育てているのではないかな(それでよく育っていると勘違いするのでは)」と。おおお。 #夏休み子ども科学電話相談”
t_kawase フォローする 2016-07-22 11:44:05“続けて「植物は自分が支えられる重さの花をつけるから、太く、短く、たくましくなったら、大きな花をつけることがある」とも。なるほど、単に「そんなのは嘘」とぶった切らず、何故そういう心理に陥ってしまうかまで解明されていて、目から鱗。素晴らしすぎる回答。 #夏休み子ども科学電話相談”
t_kawase フォローする 2016-07-22 11:44:05“植物は触られると元気になる。植物の成長のカギは言葉がけより触れ合い。
罵倒しながら触る、やってみるか。
どんなツンデレだよ。
#夏休み子ども科学電話相談”
俗説をバッサリと切って終わりなのではなく、なぜそう考えてしまうのか?までわかりやすく説明した田中先生の回答はネット上でも大絶賛!
子供の思いがけない質問に戸惑うことなく、こんなふうに対応できる大人でありたいですね。
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