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この夏は女芸人が熱い!?夏ドラマにも続々出演!ドラマで存在感を発揮する“女芸人の魅力”

バラエティ番組を主戦場としているはずの女芸人が、相次いで連続ドラマに出演している。それも、単に出演しているというだけではなく、その好演ぶりが高い評判を呼んでいるのだ。
2016/07/17 UPDATE
 
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夏ドラマにも続々出演!ドラマで存在感を発揮する“女芸人の魅力”

バラエティ番組を主戦場としているはずの女芸人が、相次いで連続ドラマに出演している。それも、単に出演しているというだけではなく、その好演ぶりが高い評判を呼んでいるのだ。前クールでは、岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥の主演で話題となった『ゆとりですがなにか』で、青木さやかが岡田演じる坂間正和の義姉・みどり役を熱演し、その演技力が注目された。今クールのドラマでも、人気の女芸人たちが多数出演し、キラリと光る演技を見せている。今回は、そんな“ドラマの中の女芸人”に焦点を当ててみたい。

北川景子主演『家売るオンナ』、“時代に切り込む”“かなり凄いキャラ”反響続々

日本テレビの新ドラマ『家売るオンナ』が13日よりスタートした。結婚後初のドラマ出演となる北川景子が演じるやり手営業ウーマンを中心に展開する不動産会社の営業ストーリーに、「時代に切り込むドラマ」や「心が痛むシーンがある」など様々な声が寄せられている。

不動産会社・テーコー不動産にて、営業課課長の屋代大(仲村トオル)は、エースの足立聡(千葉雄大)以外が戦力にならないことに頭を抱えていた。そんな中、この営業所にやり手のチーフ・三軒家万智(北川)が登場。万智は、新人の庭野聖司(工藤阿須加)と、白洲美加(イモトアヤコ)に目をつけ、いきなりパワハラまがいの攻撃に出る。そして庭野の内見に強引に同行し、手こずっていた商談をあっという間に取りつけてしまった。

 さらに次の客、医者夫婦の妻・土方弥生(りょう)にも目をつけた万智は、庭野に弥生の子供を手なずけさせながら、屋代が課題として挙げていた目黒の物件の内見を土方夫妻と取りつける。当初は突っぱねていた弥生だったが、いかに土方一家にこの部屋が最適であるかを説得、弥生は迷いなく物件を決めることに。

 その鮮やかな手法に一躍注目の的となった万智。庭野は、ある時彼女の帰宅をひそかに尾行し一軒の豪邸に入っていくのを目撃。そして庭野は、そこがかつて一家8人が惨殺されたいわくつき物件であることを会社のPCで確認していると、その後ろには万智の姿が。庭野の驚愕の表情とともに、第1話は幕を閉じた。

 初回のこのストーリーには、ネット上で「かなり凄いキャラだけど、北川景子の美貌で許されると思ってしまう不思議」「阿須加くん、好青年だけど良いやつすぎて押しが弱いって感じだ」「千葉雄大のキャラ、本人に違わず闇が深そう」と、キャラクターの設定に注目が集まっている様子。
 
 また、「パワハラが、時には人を育てる」など、きわどいセリフが飛び交うその展開に様々な意見が飛び交ったが「本当に心が傷むシーンがいくつもある」「今の時代に切り込むすげえドラマだな」と、現代社会を反映したストーリーに共感する声も多く寄せられている。

北川景子が結婚後初主演することで話題となっている『家売るオンナ』には、“珍獣ハンター”として名を馳せるイモトアヤコが出演。本作は、北川演じる天才的不動産屋・三軒家万智が、スーパートークと営業テクニックを駆使して、活躍する姿を描いた作品で、イモトは、万智が異動してきた店舗で成績最下位の営業ウーマン・白洲美加役を演じる。

 イモト自身も“ダメな人”と評したほど、白洲は仕事ができない上に、打たれ弱く、自己中心的な行動が目立つ会社の問題児。美人女優が演じたとすれば、ただひたすらに憎たらしい役柄になりそうだが、イモトが演じると「ダメな奴だ」と呆れながらも、どこか愛嬌を感じてしまう。これも芸人が演じるからこその効果であろう。今後も、トラブルを巻き起こし、大騒ぎして作品を盛り上げてくれそうだ。

 滝沢秀明と武井咲の濃厚ラブシーンが放送前から注目された『せいせいするほど、愛してる』には、“新モノマネ女王”として絶大な人気を誇る横澤夏子が出演する。本作は、北川みゆきの同名コミックスを原作に、ティファニーの広報部で働く主人公・栗原未亜と、自社の副社長・三好海里の禁断の恋愛を描いた、大人のラブストーリー。

 横澤が演じるのは、武井演じる未亜の同僚の佐伯香澄だ。第1話では、仕事仲間として登場するのみだったが、いるだけなのに印象に残るあの存在感はさすが!今後、未亜たちの恋愛にどう絡むのか、楽しみにしたい。

幾度となく実写映像化・アニメ化・舞台化されてきた名作を、黒島結菜、Sexy Zoneの菊池風磨、竹内涼真で連続ドラマ化した『時をかける少女』。原作小説が発表されてから50年を経ても、褪せることのない不朽のテーマと、黒島、菊池、竹内のみずみずしい演技で第1話から好評を博した。

 そんな本作には、おかずクラブのゆいPが主人公たちが通う高校の養護教諭・前川陽子役で出演している。浮世離れした世界を真顔で演じるコントで人気のおかずクラブは、ネタの内容と見た目のギャップで笑いをとっているが、本作ではそんな笑いをとるビジュアルを封印。白衣姿で恋愛について語る姿はセクシーでいい女風だ。テンポよく進んでいく本作の中で、ゆいPは一息入れる役割を果たすとともに、自身の新たな魅力を見せつけている。

 いずれの作品においても、彼女たちが単に賑やかしや話題作りのための出演ではないということが昨今のドラマの特徴だ。コントなどで培ってきた確かな演技力を武器に、作品のアクセントとして、ドラマに登場している。美男美女、正統派キャラばかりのドラマでは共感を生みにくい。ドラマにリアリティを持たせ、ストーリーにスパイスを持たせるためにも、彼女たちは貴重な存在なのだ。

『家売るオンナ』は、日本テレビ系にて毎週水曜22時放送から放送中。『せいせいするほど、愛してる』は、TBS系にて毎週火曜22時から放送中。『時をかける少女』は、日本テレビ系にて毎週土曜21時から放送中。

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