子供はもちろん、大人も好きな人が多いチョコレート。
自分で働くようになってから、好きなだけ買って食べたという方もいるのでは
ないでしょうか?
おいしいけれど、糖分や脂肪分が多く、少し刺激が強い食べ物でもあるチョコレート。
子供がチョコレートの味を覚えてしまうとそればかり欲しがるからと、ある程度
子供が大きくなるまでチョコレートを与えない人もいるようです。
それでは、チョコレートを子供に与えていい年齢とは、何歳なのでしょうか?
そして、食べ過ぎないためにはどうしたらいいのでしょうか?
実は、人間にとってチョコレートは決して「必須」である食べ物ではなく、
誰もがチョコレートを食べなくても生きていけるのです。
また、子供にチョコレートを与えていい年齢についてですが、これも明確なめや
すはありません。
もしも食べさせるのであれば、糖分や脂肪分が多いことを配慮し、1歳半くらい
から。
与える際の量は板チョコレートのひとかけら程度。
おやつとしてもう少しまとまった量をあげるのなら、もう少し遅い年齢の方がいいでしょう。
チョコレートは腹もちがよい食べ物です。
ですが、容量が小さく噛む必要もそれほどないので、食べたその瞬間は満腹感を
感じにくいという特徴があります。
少し後になって「食べ過ぎた」と分かるのです。
なので、子供が欲しがるだけ与えてしまえば糖分を摂りすぎてしまい、
おなかがいっぱいになって肝心の食事を摂れなくなってしまいます。
最低限に抑えるようにしましょう。
出典: amanaimages.com
体が成長する子供は、たくさんの栄養を必要とします。
しかし十分な量がとれなかったり、食べムラの多い子どもは朝昼夕の3食では
不足します。
それを補うのが”おやつ”です。
幼児の場合、消化吸収能力が十分に発達していないので、大人と同じようになる
のは、5~6歳頃です。
おやつの目安量は、体格や運動量によっても異なりますが、2歳までが150
kcal程度、3歳以降は200kcal程度と言われています。
例えば60gの板チョコ1枚が350kcal前後なので半分程度は与えてもいいこと
になりますが、できればチョコレートは控えめにして、他の食べ物でおなかが
満足するようにしてください。
チョコレート以外の他の食べ物のおすすめは、芋類やくだもの、サンドイッチや
ヨーグルトなどです。
おやつは、「お菓子」である必要はないのです。
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あげてもあげても、「もっとちょーだい!」と子供にねだられるチョコレート。
食べさせすぎないためには、どうしたらいいのでしょうか?
一番良いのは、一度に食べる量を決めて、それ以外は子供に「見せない」ことです。
「まだある、まだ食べられる」と思うと欲しくなるのです。
これは大人も同じですよね。
準備する段階で食べる量だけお皿に入れ、残りは見せないようにしましょう。
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「おやつの時間はおしまい」というけじめも必要です。
食べ終わったらすぐに歯をみがいたり、公園に遊びに行くなど、次の行動に移り
ましょう。
ただ、あまりがっちりしたルールでは子供も親も苦しいので、
「こんな時は特別にOK」という時があっても問題ありません。
しかし、「泣かせないためにあげる」「黙らせるためにあげる」という便利な
食べ物にしてしまうと、どんどんけじめがなくなってしまいます。
注意していきましょう。
チョコレートは注意が必要な食べ物ですが、チョコレートだけを避ければいいと
いうわけではなく、糖分や脂肪分を多く含む食べ物には、平均的に気をつける
必要があります。
いろいろなものを少しずつ、適量を意識して食べさせれば自然にバランスが取れるものです。
保護者自身も気をつけて、ご家庭に「偏らない食べ方」を定着させていきましょう。
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