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後輩に絶対に暴力を振るわなかった桑田真澄さん。それでも後輩に怖がられた理由とは?

当時のPL学園は先輩が後輩に暴力をふるうことが当たり前だった中、桑田さんだけは絶対にそれをしなかった。何故でしょうか?桑田さんの信念には本当に共感しました。
2016/06/16 UPDATE
 
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少年時代、練習に行って殴られなかった日は無いくらい、怒られ殴られました。

少年時代、練習に行って殴られなかった日は無いくらい、怒られ殴られた。

朝から晩まで練習するのが当たり前の時代、真夏でも水を飲めなかった時代だ。

耐え切れず、トイレの水や雨上がりにできた水溜りの水を飲んだ経験もある。

甲子園でプレーさせて頂き、ジャイアンツで、そしてメジャーでも投げさせて頂き、野球というものを、ある程度は、熟知していると思う。

そんな経験をしてきた僕が、今の日本の野球指導者にお願いしたいことです。

厳しい言い方かもしれないけど、「気が付いてください」「気付いてください」よ。

自分に甘くそして、優しく、子供達に厳しい指導者は要らないですよ。

たばこを吸いながら、ミーティングをするのは止めて下さいよ。

練習中に、煙草すら我慢できない弱い人に、何が指導できるんですか?

昼食に、ビールなど、アルコールを飲んで練習するのはよくないですよ。

夜まで、アルコールを我慢できない自分に甘い人が、子供達に何を指導するんですか?

不思議ですよね?

子供達を指導する前に、誰かに指導してもらってください。

「桑田真澄公式ブログ」
2009年3月10日 気が付く

こんな表現をするように、桑田氏は、PL学園時代に、後輩に手を挙げなかった唯一の部員でした。

でもPLの後輩だった片岡氏、立浪氏らが一番恐れたのは桑田氏だったそうです。

なぜ彼らは桑田氏を怖れたのでしょうか?

殴られないほうがよほど怖いのはなぜなのでしょうか?

片岡氏いわく。

『ミスしても怒らないし、「次は気ぃつけ~」としか言わないけど、目は笑ってませんでした。むしろ手を上げてくれた方がやりやすい…』

暴力的指導を徹底的に嫌う桑田氏、暴力は選手たちを思考停止にさせるとも言っています。

「非暴力」には、その対極として、考えさせるという「怖さ」が秘められているのでしょうね。

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