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夫婦の間で価値観の差が浮き彫りになるものに、「お金」のことが挙げられるのではないでしょうか。
育った環境が違うふたりが共同生活をするのですから、意見の食い違いは仕方のないことかもしれません。
ある女性は、ほとんど生活費を入れてもらえない中からやりくりをし、娘の将来のための貯金をしていました。
どれだけ貯金に協力してほしいと頼んでも、いろいろな理由をつけて逃げられていたのです。
そんなときに、知らない通帳に旦那が貯金をしていたことを知ってしまったのです。
女性の中で何かがぷつんと切れ、とんでもない行動に出てしまったのです。
一体何をしてしまったのでしょうか。
旦那の月収に対して、ほとんど生活費を入れてもらうことができませんでした。
苦しいから、娘のための貯金をしてほしいと頼んでも、生活費を節約した中からするように言うだけです。
また、パートは「浮気の原因となる」と言われ、禁止されていたそうです。
女性が施設育ちだったこともあり、お金を持つと調子に乗るのではないかと疑われていたようです。
そんなとき、旦那が内緒で溜めていた60万の貯金を見つけたのです。
何もしてくれないのに、隠れて貯金していたことが許せなかった女性は、暗証番号が自分の誕生日だったこともあり、子どもと今までできなかった贅沢をしてしまったのです。
それを知った旦那は、当たり前ですが激怒したようです。
自分が貯めていたお金を勝手に使われたのですから、それは当然でしょう。
しかし、今まで娘のために何か買ってくれたこともなければ、一緒に出掛けたこともありません。
服を買うことすらままならない状況でしたから、ギリギリまで買い替えができず、見栄えが悪い状況が続いていました。
美容院に連れていけば、その月には何もできなくなってしまうので、他の子どもに比べると、髪もきれいではありませんでした。
それを理由に、貯めていたお金の使用用途を問い詰めました。
すると、驚いたことに、旦那は指輪を女性に買うために貯金をしていたというのです。
宝石店のパンフレットを持っていたので、嘘ではないでしょう。
しかし、女性は納得がいきませんでした。
娘に我慢を強いた上で、高価な指輪を送ってもらってもうれしくないと思ったのです。
旦那は泣いていましたが、今の状態では「指輪は欲しくない」と伝えると、離婚届を出してきたのです。
確かに、貯金を勝手に引き出した女性が悪くなかったとは言えないでしょう。
ですが、経済DVと思われるほどの状態を作り出してきた旦那にも責任はあります。
離婚は協議中ということですので、どうなるかは分かりませんが、娘にとって一番幸せな形になるといいですね。
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