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自閉症の弟は恥ずかしくない→バカにされた言葉に兄が投げかけた言葉とは・・・??

2018/06/25 UPDATE
 
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純粋が故に

子どもを持つことは、とても大変なことです。

自分のことだけでなく、子どものことに責任を持ち育てていく苦労は、子を持たなければ分からないことではないでしょうか。

子どもは純粋だからこそ、残酷な一面もあります。

それを目の当たりにしたとき、親としてどのような態度を取るべきなのか悩むこともあるでしょう。

ある女性には、ふたりの子どもがいました。

6歳と4歳の男の子なのですが、下の子は自閉症と診断されており、週に何度か施設に通っています。

弟に対して、ある子どもから心無い言葉を投げかけられたのです。

このとき、兄が伝えた言葉に、女性は胸がいっぱいになったといいます。

一体どのような言葉を、投げかけたのでしょうか。

心無い言葉

社宅の公園で、兄弟が遊んでいたときのことでした。

小学生くらいの子どもが、弟が通っている施設のことを持ち出して、恥ずかしいと言ってきたのです。

その施設は、できない子が行く幼稚園だということを、母親から聞いたのだそう。

その言葉を聞いていた女性は、頭の中が真っ白になりました。

自閉症であることをバカにする声を目の当たりにして、どう対処するべきか迷ったことでしょう。

(ここで改ページします)

兄の反撃

弟をバカにされた兄は、怒るわけではなく、冷静に言い返したのです。

小さい子をいじめたり、ご飯を粗末にしたり、嘘を吐いたりすることが、恥ずかしいということ。

弟が通う施設で、頑張っていることは、恥ずかしくないこと。

それを自分の言葉で伝えたのです。

弟を思う兄の気持ちが、言葉の中に詰まっていますね。

大切なこと

小学生の母親がどういうつもりで、できない子が行く幼稚園だと伝えたのかは分かりません。

お母さんの言うことを聞かないと、あの幼稚園に通うような恥ずかしい子になると、しつけのつもりで利用したのかもしれません。

しかし、その方法が間違っていることは言うまでもありません。

いずれ誰かを傷つける可能性がある言葉を、しつけに使ってはいけないのではないでしょうか。

自閉症を理解していないひとから見るとおかしいと思えることがあるかもしれません。

ずっと近くで見てきた兄だからこそ、「頑張っている弟が恥ずかしいわけがない」と思えたのではないでしょうか。

人間はみな、いろいろな事情を抱えて生活しています。

他人の事情をバカにするのではなく、思いやれるひとが増えるといいですね。

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