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池の水ぜんぶ抜く その後や不祥事、放送中止の理由について!!

テレビ番組「池の水ぜんぶ抜く」のその後や、不祥事、放送中止の理由について調べてみました。在来魚が大量死してしまうという本末転倒な事件も…
2018/05/20 UPDATE
 
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池の水ぜんぶ抜く その後や不祥事、放送中止の理由について!!

テレビ番組「池の水ぜんぶ抜く」をご存知でしょうか?


池の水を抜いてキレイにすることで、周りの生態系に影響して迷惑をかけている外来生物の駆除、巨大岩石を撤去などを目的とする番組です。


視聴者が番組の募集に応募し、その中から選ばれたお悩みに番組がこたえるという企画になっています。


環境問題が騒がれている昨今、このような番組は素晴らしいなとは思うのですが、水を全部抜いたその後の池がとんでもないことになっていたようです。


詳しく調べてみました。

ロケで在来魚が大量死し、問題に!!

在来生物が住みやすい環境を取り戻すというのがこの番組の目的なのですが、過去には外来魚を駆除しようとした結果、在来魚を大量死させてしまう不祥事などもありました。

人気のテレビ番組「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」が撮影された岐阜県羽島郡笠松町の木曽川河畔のトンボ池で、目的の外来魚駆除の際、主催者側の対応が十分でなく、在来魚が大量死したとの参加者の声がインターネット上で話題になっている。池干しは全国各地で行われているが、専門家は「在来生物が多く生息する池では駆除と保護を同時に行うのは難しい。事前に専門家に相談すべき」と指摘する。

 「池の水-」は、池干しをして水質改善や外来種駆除を図る番組。今回の撮影は2月18日に行われた。同池でトンボの保護活動を続ける「トンボ池を守る会」(笠松町)が番組に応募した。会員のほか、大学生や農林高校生のボランティア、一般参加者ら千人以上が県内外から集まった。

 今月11日に放映された番組では、参加者が網などでライギョなどの外来生物を捕獲し、ヤゴのほか、県が準絶滅危惧種に指定する在来魚のイトモロコなどを保護したと伝えた。

これでは本末転倒ですよね。


専門家の指示なしに手探り状態でロケをやっていたなんて…


本当に在来種の保護を目的としているのか疑問に思ってしまいます。





しかし、このような失敗例ばかりではなく、成功例も過去にはありました。


2017年6月25日に放送の千葉県・藤崎森林公園の池は番組で水を抜いた結果、水が綺麗になったことによって、以前生息していたカワセミが水がかえってきたようです。


どうしてもこのような番組は周りの住人への影響もあるので、不祥事があると騒がられてしまいますが、本来の目的をしっかりと果たしている例もあったようですね。


しかし、過去には「池の水ぜんぶ抜く」の放送が中止になってしまったこともあったようです。

放送中止の理由は!?

放送予定だったにもかからず中止になってしまった理由はこちらです。

この池での水抜きは、11月26日放送の「池の水ぜんぶ抜く大作戦5」内で予告された。桜井市はこの前に番組ディレクターに対し、「ため池の掃除が主体であり、宝探しのような企画内容はやめてほしい」と伝えていたという。だが番組では「出るのはお宝か、それとも未知なる生物か」「約1700年前のお宝が眠る!?」などと予告していた。

 26日の放送後、奈良県を通じて文化庁から市に問い合わせがあったり、市の教育委員から「宝探しのような企画に協力するのはどうか」との声が寄せられたりした。1日、市はテレ東側に「協力できない」と伝えたという。テレ東が撮影に入る前だった。

池の掃除によって、在来種の住みやすい環境を作ることが「池の水ぜんぶ抜く」の目的なのにも関わらず、あたかも『宝探し』番組のように予告したことが問題になってしまったようですね。


過去には池の水ぜんぶ抜いた結果、江戸時代の屋敷で使われていた家紋入りの瓦などの歴史的お宝を発見したこともありました。


番組を盛り上げて視聴率を上げるためなのでしょうが、依頼者の趣旨に添わないやり方はよくないですね…

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