仲間だと思っていたのに、親友だと思っていたのにそうではなかったという経験は、ありませんか。
今回は、そんな切ない経験をした話です。
友達をなくしたというか、自分から切ることにしました。
友達ってなんなんでしょう。
学生の時からの付き合いで仲良くしてた固定メンバーがいたんです。
懐かしい思い出がたくさんありました。
そのメンバーで旅行いったり、お互いの家に泊まったり、恋愛話で泣きながら相談しあったり、蛍を見に夜中に出掛けたりしました。
仲間だと思っていたのに、親友だと思っていたのにそうではなかったという経験は、ありませんか。
今回は、そんな切ない経験をした話です。
友達をなくしたというか、自分から切ることにしました。
友達ってなんなんでしょう。
学生の時からの付き合いで仲良くしてた固定メンバーがいたんです。
懐かしい思い出がたくさんありました。
そのメンバーで旅行いったり、お互いの家に泊まったり、恋愛話で泣きながら相談しあったり、蛍を見に夜中に出掛けたりしました。
社会人になっていつも一緒というわけにはいかなくなったけど、月一くらいでは、集まっていました。
皆アラサーの女なので当然ですが、メンバーの一人で一番の苦労者だった子が結婚するってことになりました。
その時も皆で旅行に行ってて、その子が突然、布団に正座して「あのね、実はね、結婚することになったんだ」ってもじもじしながら言い出しました。
結婚式きてくれる?って聞いてきたから、「あたりまえだろー幸せになれよー」って、皆でわーわー泣きながら抱き合いました。
そんなことがあった後の結婚式の当日に写った余興のスライドショーを見て驚きました。
私以外のメンバーで行った旅行写真の数々が写されてました。
新郎との出逢いも私以外のメンバーでやった合コンで知り合ったそうです。
ショックもあり、新郎の知り合いらしき人から「お祝いの一言おねがいしまーす」ってカメラ向けられましたが、すんごい死んだ目でなんか言った気がします。
覚えていません。
結婚式の席もメンバーから離れた場所でした。
メンバーから離れた私の席の周りの人達は、たぶん職場の人間のようでした。
壇上で写真撮るとき、新婦が当たり前のように「まずは親友と撮りたいです」ニッコリ笑って私と、壇上横の席のメンバー達を呼びました。
私だけ真ん中の辺りの席から壇上に行くのが、目立ってました。
その時、私は、旅行何回行ったんだろうって、あんなにいっぱいいろんなとこいったのに、なんだこれって、実は友達じゃなかったんちゃうんかと思いが込み上げてました。
スライドショーの写真のあちこちには、ずっと友達だよ的な上地雄輔顔負けの名言が書いてあって、ああ、私はこの中にいなかったんだーって悲しさを通り越して不思議な感覚になってました。
その後、親友からのお手紙ってことで、例の席のメンバー達がずらっと前に出て手紙を読み始めました。
すると、お節介な隣のおばさんから「あれ、写真の時いってたわよね?いかないの?」みたいなこといわれました。
私は、誤魔化さなきゃと「あ、あしつっちゃって、あるけないんです」とか苦しい言い訳してました。
足つってなくても読むフレーズとか知らないし、手紙の存在をそもそも知らないし、そんなだから、胸がいっぱいになって料理ひとくちも食べきれませんでした。
また、その手紙もまたウケました。
新婦にはじめて新郎を「婚約者」として紹介されたパーティーの話で夏の誕生日の日っていってたけど、私には、その日は都合が云々て言ってたことを思い出しました。
それなのに、私の席にも当たり前のように二次会の案内状がついていて、お節介な隣のおばさんから「二次会いくん?足、気を付けてね」とか心配されました。
式が終わった帰りのお見送りで新婦に「今日はありがとう、二次会でまた会おうね」って言われるし、別席の親友達がぞろぞろ私のところにやって来て「二次会まで時間あるよねー、どっかいく?」とか当たり前のように聞いてきました。
「あ、わたしトイレ(笑)、荷物もっといてー」「じゃ、わたしタクシー呼んでくるね」とか、皆普通に話してて、さっきのなんだったん、って聞くに聞けませんでした。
というか訳が分からなっくなっている私をよそに何事もなかったみたいでした。
そこで一人が「あれ、どした?顔色悪いよ」と気付いてくれたけど、「あー、飲みすぎちゃったかなー(笑)隣のおばさんがぐいぐい飲ませるからさー(笑)」って返して、皆も「まったくもーあんたはー(笑)二次会で吐かないでよー」とか言ってました。
でも、いよいよ顔色がやばかったらしくて、やたら心配されたので、私も便乗して二次会をキャンセルして帰りました。
そしたら、LINEで「大丈夫?新婦ちゃんが新婚旅行から帰ってきたらまた集まろ?」とかじゃんじゃんメッセージが送られてきて、続々と送られてくるLINEに私は、テキトーに返事して、そっから一度も会いませんでした。
悲しかったけれど、そこまでの縁だったと思って、時間かけて忘れましょう。まだまだ素敵な出会いはたくさんあります。