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生理前にPMSで不調。恋人に伝えると、信じられない言葉が!つらいときにどうしてほしいか...人によって違いがあります・・・

2018/08/20 UPDATE
 
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はじめに

落ち込んでいる人に「頑張れ」という言葉は、かけてはいけないそうです。
「頑張ってるね」とか「いつでも話を聞くよ」などの言葉をかけることが良いそうです。つらいときに大事な人にどうしてほしいのかという話です。


女性を悩ませる不調の1つにPMS(月経前症候群)があります。
PMSは生理が始まる1週間前くらいから症状が出始める人が多いそうです。症状は、乳房の張り、食欲や睡眠欲の変動など身体的なものや、イライラ、憂うつ感など精神的なものなどさまざまです。
ある女性は、精神的な症状で悩んでいました。生理の前になると、特に理由もなく悲しくなってしまうのです。
憂うつ感から、親しい人に対してネガティブな言葉を吐いてしまうこともあるそうです。


以前交際していた男性には、生理の前の時期になると必ずといっていいほど
「私なんかと別れたほうがいい」
と別れ話を切り出していたそうです。
泣きながら訴える女性に対し、恋人は
「またか…」
と困ってしまうばかりです。
生理が終わるころになると憂うつ感は消え、
「なんでまた、あんなことをいってしまったんだろう」
と後悔することの繰り返しでした。

自分の症状が『PMS』だと知って

ある時、女性向けの雑誌を見ていた彼女は、自分の症状がPMSであると気付きます。そこで、このように考えるように切り替えました。
「そうか、PMSなら仕方ない」
同時に、スマホのアプリで生理の周期や、その時の症状の記録を登録し始めます。


「なんだか気分が悪い…」と感じた時、アプリに
「生理の5日前です。PMSに注意」
と表示されるのを見ると、
「そのせいか」
と気持ちがラクになったのだそうです。
女性は、恋人にもそのアプリを見せることにします。2人でいる時間、モヤモヤした気持ちをおぼえると、これまでならグチや相手を責めるようなことを口にしてしまっていました。
その代りに、恋人に自分がPMSの期間であることを伝えると、彼も納得しました。
「分かった、今日はのんびりしよう」
と、配慮してくれるようになったのです。
「生理前が、少し過ごしやすくなった」
と女性は感じていました。

新しい恋人は、ポジティブな考えの人

彼女の症状に理解を示してくれていた恋人ですが、その後、縁が途切れて本当に別れることになってしまいます。
女性には、しばらくして新しい恋人ができました。ポジティブな性格の男性で、女性は
「この人もきっと大丈夫だろう」
と考えていました。
普段はよく笑い、女性の体調が悪い時や疲れている時は優しく支えてくれる…理想的な恋人です。
幸せな日々に、女性はPMSの不快感をおぼえることもなく過ごしていました。


その日も、女性は、仕事が終わった後の恋人との食事を楽しみにしていました。待ち合わせの駅ビルに早めに着いた女性は、ウインドウショッピングをして待つことにします。
すると、キラキラと華やかな店内を見ているのに、なぜか涙が出そうになりました。
「これ、PMSだ」
イヤな感覚を思い出した女性は、アプリで生理周期を確認してみます。思った通り、生理の4日前でした。
さらに、恋人からスマホへメッセージが届きます。
「上司につかまった、遅れる」


悲しい気持ちの時に、残念な知らせ…女性はベンチに腰掛けて待つことにします。
しかし、1時間経っても恋人からの連絡はありません。
「仕事だから、仕方ない…」
と自分にいい聞かせても、モヤモヤした気持ちがつのるばかり。そして、待ちわびた、彼からのメッセージが届きます。
「いま出た、疲れたわ。遅くなったから今日はやめようか」
恋人に会えないさびしさと、待った時間の疲労がドッと女性を襲います。
「彼は仕事で疲れているから」
「私はPMSだから」
「こんなところで泣いたらみっともない」
と自分にいい聞かせる女性ですが、帰りの電車の中、下を向いた彼女の目からは大粒の涙が流れていました。

(ここで改ページします)

誰もが理解してくれるわけではない…

次の週末に、恋人は
「この間は、本当にごめんね。返事がなかったし、すごく怒ってたでしょ」
と謝ります。
「怒ってない、ただ…」
女性は、ちょうどいい機会だと思い、PMSの症状について打ち明けることにしました。
「生理の1週間前から理由がないのに悲しくなることがあって、前の彼の時は毎月別れ話をしちゃってたの。でも、アプリで『いまの気分』っていうのを見てもらって…」
女性は当然のように、恋人が
「そうなんだ、分かったよ」
といってくれることを期待していました。
ところが、恋人の口から出たのは想像もしなかった言葉でした。
「うっわ、めんどくさ!」
女性は唖然とし、
「めんどくさいって、ひどくない…?」
と返します。
恋人は
「いや、違うよ、毎月そんなじゃ面倒だろうなって意味で。女の人は大変じゃん」
と弁解するのですが、続く言葉はさらに女性の気持ちを裏切ります。
「その1週間は会わないようにする?」
「違うよ、そういう時こそそばにいてほしくて…」
といいかけて、女性は口をつぐみます。


「俺と会うと気を使うでしょ」
「しんどい時に遊びに行くのも」
という、さも女性のことを思っているかのように語られる恋人の言葉が、
「面倒な時期に関わりたくない」
に置き換わって聞こえてしまったからです。
女性は、その後の答えを返すことができませんでした。
もしかすると、PMSの期間は会わないようにすることで円滑に交際が進むカップルもいるかもしれません。
ただ、女性の理想は楽しい時も、つらい時も一緒に過ごせる関係だったのです。
「結論を急ぐつもりはありませんが…」
女性は語ります。
「ただでさえ、社会人は会う時間を作るのが大変なのに、PMSの期間は会わないようにするなんて。私のPMSがなければうまく行くのだとしたら…病気とか、ほかのトラブルがあってもダメだろうってことですよね」

女性は生理とどう付き合っていけばいい?

生理のサイクルに、女性は心身ともに振り回されることが多々あります。
症状が重さも種類も、人によってさまざまで、同性でも
「すべて理解する」
ことは難しいのです。
ですが、完全に理解はできなくても「知る」ことはできます。
「こういう事情だから、こういう行動を取るのか」
と知れば、受け取りかたも変わってきます。
このエピソードに登場した女性も
「自分がPMSである」
と知ったことで、不快な期間を改善できました。恋人に自分の症状を伝えたことも、きっと間違ってはいなかったのでしょう。
例え、自分の思うように相手が受け取ってくれなかったとしても、
「そういう人なのだ」
と知るきっかけにはなりました。
「生理は隠すべきもの」
という社会の考えかたは、簡単には変わっていきません。ですが、自分1人で抱え込まずに、まずは身近な人と悩みを共有するのも、より過ごしやすくするための手段の1つではないでしょうか。

最後に

どうすればよいのかは、人それぞれなので答えは一つではありませんが。
男性は、論理的に考えて自分では役に立たないと思って合わないようにした方がといったのかもしれません。女性は、感情的に考えてつらい時こそ一緒にいて辛さを共有してほしいと
思ったのかもしれません。男性が、自分が役に立たないと考えたことは、男性の独りよがりな決断だとすれば、どうしてほしいのか女性に寄り添ってあげることが大事なのかもしれません。
出産できるのは女性だけ、それと引き換えにこんな大変なデメリットも抱えなければならない女性を支える義務が男性にはあるのかもしれません。それがどういうことなのかは、パートナーと話し合う必要があるのではないでしょうか。

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