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動画を駆使して親しまれる→自国民にと求められたイラク大使・岩井文男とは・・・??

2018/07/29 UPDATE
 
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進むグローバル化

グローバル化が進む中、日本人が外国で活躍することも増えてきました。

ニュースなどで目に触れやすい場所だけではなく、普段私たちの目に触れない場所でも、多くの日本人が活躍しています。

その中でも、イラクに駐在している岩井文男大使は、現地の人々から、「国民になってほしい」と言われるほどの人気を集めているのだとか。

文化の違う土地で、そこまで求められることは容易なことではないでしょう。

そうなるまでに、たくさんの努力をしてきたに違いありません。

岩井大使はどのような方法を取って、現地の人々から支持を集めるようになったのでしょうか。

話題の動画

バグダッドで、岩井大使の名前を出すと、「新しい動画を見たか?」という話題になります。

岩井大使は、現地なまりのアラビア語を使い、ユーモアあふれる動画を利用し、現地の人々に愛された大使なのです。

昨年6月のサッカーWカップのアジア最終予選前に撮影された動画は、非常に人気が高かったといいます。

動画の中で着ていたユニフォームは、何とイラクのもの。

対戦相手が日本だったのですが、「日本が勝つことはうれしい」としながらも、「イラクが負けるのは悲しい」と語り、イラクに対する愛情を示しています。

(ここで改ページします)

岩井大使が好かれる理由は?

現地の人々は、岩井大使のことを「長年イラクに住んでいるようだ」と評しており、イラク人のように感じているのだそうです。

動画は2分程度にまとめられていますが、アラビア語で挨拶をし、イスラム教の慣習を行った上で話題に入るというスタイルを取っています。

現地の風土を大切にした構成も、愛される理由のひとつなのかもしれません。

動画を利用して市民との交流をしている岩井大使に比べて、他の大使はあまり利用していないといいます。

アラビア語を話せる大使がいても、現地の人と交流することはあまりないのだとか。

その中で、動画を駆使して市民と交流する岩井大使に、現地の人々が親近感を持つのは、当然かもしれませんね。

愛された大使

岩井大使は、イラク版の寿司である、ドルマが食べられなくなるのが寂しいといいます。

しかし、イラクの気候には辟易しているようです。

イラクでは50度を越えることがよくあるそうですが、どんどん暑くなっているのだとか。

温暖化は世界規模での問題なので、イラクも例外ではないのでしょうね。

現地の人々からはイラク国民にという声もありますが、「日本では二重国籍は認められていない」ことを理由に、混乱を避けています。

帰国を惜しまれるほど愛された日本人大使がいることは、とても誇らしいですね。

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