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【体験談】友人の家で「ブッ」「ブブッ」という不気味な音が…その正体とは…??

2018/05/08 UPDATE
 
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一番怖いのは人間

世の中にはいろいろな恐ろしい話があります。

幽霊であったり妖怪であったり化物であったりと、様々な恐怖があるものですが、一番恐ろしいのは人間だ、という話も珍しくありません。

今回ご紹介する、A宅で起きた事件もまた、そうした話です。

投稿者であるX君は、当時高校生。

彼には、親しく家を行き来する仲であるAという友人がいました。

友人AとX君は母親同士も仲がよく、X君はその日も祖母の畑で収穫された野菜をおすそ分けするために、A宅へ赴いたというのですが……?

いつものようにA宅へ

X君は、その日曜日、いつものように野菜のおすそ分けをしにA宅へと行きました。

ところがベルを鳴らしても反応がなく、扉には鍵が。

AもA母も不在であるようでした。

日頃から親しくしているX君は、許可を得ていたため、自転車のサドルに隠してあった家の鍵を借りてA宅へ入ったのです。

(ここで改ページします)

奇妙な音が……

A宅へと入ったX君は、二階から何やら人の気配を感じました。

ベルに反応がなかったので、具合でも悪くしているのでは、と思い、野菜を置いて二階への階段を覗き込んだのです。

すると、「ブッ」「ブブッ」という異音が聞こえてきました。

泥棒か何かかと思い、X君は物音を立てずに二階へ。

二階の部屋には——ジャンパー姿の中年男性が!

中年男性は、Aの部屋で辺りにツバを吐いていたのです。

彼はX君に気づくと、笑顔で挨拶をしてきました。

動揺したX君は「うっす……」と何とか返し、「何してるんですか?」と聞きました。

中年男性は「悪い虫がつかないようにね!」と答え、さらにAの部屋の服や小物などにツバを吐きます。

完全に頭のおかしい人間だと思い、X君は急いで警察を呼びに飛び出しました。

ところが、警官と戻ってきたときには中年男性は姿を消していたのです。

後日談

結局、その中年男性は離婚したAの父親でした。

離婚してからかなり経つのに、引っ越すたびにAの家を探し出しては周囲をうろついていたのだとか。

それからツバを吐かれた物は全て処分し、A宅では鍵もきちんと管理するようになりました。
警官の見回り強化などのおかげもあり、ツバ吐き中年男性が現れたのはその一度きりだったといいます。

今で言うストーカー的な事件でしょう。

見知らぬ人間が部屋の中でツバを吐いているだなんて、想像したらメチャクチャ怖いですね……。

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