これを聞いた警察官は女性からゆっくり後ずさり、拳銃を構えながら無線で応援を呼びます。
数分後、駆けつけた5台のパトカーが女性の車を取り囲んでいました。
中から先ほどの警察官の上司と思われる警察官が現れます。
警察官2「車から降りて両手を見せなさい!」
女性「あら、何か問題でも?」
警察官2「あなたがこの車を盗難し、持ち主を殺害したとの報告がある。」
女性「持ち主を殺したですって?」
警察官2「トランクを開けなさい。」
女性がトランクを開けると、そこは空っぽです。
警察官2「この車はあなた名義のものですか?」
女性「ええ、そうですとも。登録証明書を見ますか?」
警察官2は唖然としてしまいます。
警察官2「…部下から、無免許運転の疑いがあるとの報告も受けています。」
女性はカバンから財布を取り出し、警察官に渡しました。
警察官が財布を開けると、そこにはちゃんと女性の免許証があります。
警察官は困惑し、女性を見つめました。
警察官2「免許証のご提示、ありがとうございます。大変失礼いたしました。部下からあなたが無免許で、車を盗難したうえ、その持ち主を殺害した疑いがあるとの報告を受けていたものですから。」
女性「その能無しの部下はきっと、私がスピード違反をしたとも言っていたのでしょうね。」
これまた、芝居がかった大掛かりな言い逃れですね!
ここまでしてスピード違反を逃れるのも、なかなか根性を必要としますね。
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