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ヤクザとは?マフィアとの違いは?出世や収入はどうなっているの?

ヤクザとは?マフィアとの違いは?出世や収入はどうなっているの?
2018/01/23 UPDATE
 
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ヤクザとはどんな人たちのことをいうのか?

ヤクザとは、組織を形成して暴力を背景に職業的に犯罪活動に従事し、収入を得ているものを言う。この偏倚(へんい)集団を特徴づける要因の一つに集団内部の「親分子分」の結合がある。また下っ端に該当する場合は「チンピラ」と称される。



大辞泉は「やくざ」について次の2通りの説明を示す。[1]




役に立たないこと。価値のないこと。また、そのものや、そのさま。「―に暮らす」「―な機械」「―仕事」
ばくち打ち・暴力団員など、正業に就かず、法に背くなどして暮らす者の総称。「―渡世」
「暴力団」も参照



「やくざ」研究の古典的名著とされる岩井弘融の『病理集団の構造』の序説で「親分乾分(岩井は故意に、乾としている。読みは「こぶん」で同じ)」の関係は民俗学(柳田國男他)や社会学(川島武宜他)において説明されるところのオヤカタ・コカタの関係と共通の社会的基盤を持つと説明している。



戦後に来日したニューヨーク・ポストの特派員ダレル・ベリガンは、その著作で有名な『やくざの社会』の中で「日本の家族は与太者の集まりであり、家族の長は与太者の長である」という文から始まる、日本社会の内部構造についての報告をまとめている。



また、かつて横浜の塚越一家に所属した右翼活動家の野村秋介は、「やくざ」について説明する際に「やくざとは職業ではなく」、「実業家、ジャーナリスト、政治家にもやくざは存在する」と発言したが(出典:『暴力団新法』)これも個人間の繫がりとして絶対的権威(親分)と追随者(子分)の関係が広く社会で見られる点を示唆するものである。



ただし、その上で「やくざ」を特徴づけている別の内部要因として、集団の共通目的、成立の社会的条件、存続のための経済的活動、社会的価値基準から逸脱した副次文化等がある。ジャーナリストの朝倉喬司は明治の自由民権運動と「やくざ」の関連を指摘する一方で現代の制度的空間や価値基準との関連において「暴力団」と呼ばれるとしている(出典:『ヤクザ』)。
出典:

ヤクザ・暴力団員の年収・収入について

出世には2つのパターンがあります。

1.対立する団体との抗争などで功績を挙げる。
※ヒットマンとして相手方のターゲットとなる人物を死傷させるなど。

昭和時代にはひとつの抗争で数十人の死傷者が出る大規模なものもありましたが、暴力団対策法施行後は例え下っ端の犯罪であったとしても「使用者責任」として上層部も同時に逮捕されてしまう様になったため、かつてのような大々的な抗争はほとんど無くなりました。

仮に抗争で相手の命を奪った場合、暴力団組員の場合は刑期が相当に長くなる事が多く、組のために懲役に行った組員のケア(残された家族の生活費・裁判費用など)に多額の費用が必要なことを考えると抗争をする事自体が「損」になってしまうことが多いようです。

そのため、現在では「抗争で功績を挙げる」タイプの出世はかなり少なくなっています。



2.「シノギ」を自身の親分・兄貴分や上部団体に「上納金」としてより多く上納する。

現在の暴力団の評価基準は「カネ」です。
上記の様に派手な抗争がなくなった結果、現在ではどれだけのシノギ(カネ)をあげれるかがヤクザの出世の可否を握っています。
「如何に稼げるか」が何よりも重要で、任侠の世界とは言え、金の稼げないヤクザが上に上がることはなく、逆に金を稼げるヤクザならどこまでも出世していくことが可能だと言います。

親分や幹部にはシノギを熟知した頭の切れる人材が多く、一般に想像されるような腕っぷし自慢タイプが出世することはあまりありません。
そのような暴走族上がりの喧嘩自慢が暴力団員になったとしても、うまくシノギを上げきれずに悲惨な末路になる事が多いようです。

給与体系もある

暴力団員は基本的には全ての人が個人事業主です。
個人で自身のシノギを見つけ出し、稼ぎ上げるシステムになっています。

暴力団の世界では基本的に給料が支給されることはありません。
一般社会とは決定的に異なり、「上納金」として定められた一定金額を自身の所属する組や兄貴分に上納する、下から上に金が上がっていくシステムになっています。
金額は組の決まりによって様々ですが幹部など身分が高くなるほど、上納金も高額になります。
日本で一番大きい山口組の場合は、2次団体で月額80万円前後の上納金が上納されていると言います。

なぜ下から上に上がる金融システムが成立するのか?

まず、配下の組員は組の看板を使って「シノギ」を行います。
※シノギとはヤクザの仕事・収入などを指す。
違法行為であったり強要行為であったりと暴力団の暴力的な一面を見せながら商売をすることで収入を得るわけですが、その「組の看板」を使わせてもらう代わりに上層部に上納金を献上するという建前になっています。

※上層部からの給与は部屋住み時代に小遣いがもらえる程度。
※組直系の会社や風俗店などで働く場合は、その会社から給与が支給される事もある。
※部屋住みとは新人時代は事務所に寝泊まりし、事務所の掃除や電話の取り次ぎなど庶務を担当し経験を積む期間のこと。

生き残る為の手段

1989年に警察庁が発表した暴力団の資金源です。

◇覚醒剤
4535億円
覚醒剤などの違法薬物の売買。

◇賭博、ノミ行為
2200億円
違法バカラや競馬のノミ行為。

◇みかじめ料
1132億円
風俗店や飲み屋の用心棒代。

◇民事介入暴力
950億円
民事紛争に直接、または代理で介入して、その威力を背景に金品を得る行為。

◇企業対象暴力
442億円
企業に対して、直接または代理で介入して、その威力を背景に金品を得る行為。

現在では上記の他にも新たな資金源となる「シノギ」があります。
・違法な金利で貸し付ける「闇金」
・高齢者を狙った「オレオレ詐欺」
出典:

ヤクザの組織構成

ヤクザになりたての部屋住みの頃で兄貴分から小遣いが出る程度。
※5万円~10万円くらい。支給されないところも多い。
部屋住みの場合、事務所内で兄貴分の食事の用意や電話番などの庶務を担当しているため食住に関しては不足はありません。

その後は所属している暴力団の関連企業で働いたり、個人でのシノギに精を出します。
しかし、暴力団排除条例など当局からの締め付けが厳しくなる中、現在の新人ヤクザの収入はワーキングプアレベルも珍しくないほど困窮していると言います。

ヤクザの世界は非合法な世界であり、正確な統計データはありません。
しかし、インタビューや警察発表資料からの推測データは存在しています。

山口組組長、稲川会組長などいわゆる「本家」の組長
数億円~数十億円の年収。
数十、数百にも及ぶ配下団体からの上納金がほとんど。
※盛力健児氏著書より

組長
数千万円から数億円。
配下の組の数、子分の数によって収入は大きく異なる。
いわゆる本家の「直系」であれば億単位の収入がある。

幹部、一般組員
「シノギ」の能力によって様々。
ワーキングプアレベルの兼業ヤクザから年収数億のものまで様々。
振り込め詐欺や闇金などで荒稼ぎをしている組員なら、組長よりも羽振りが良いことも。

「ヤクザ1000人に会いました」(宝島社)鈴木智彦著によると
・それなりに 成功している幹部クラス 4000万円前後
・過去の警察資料 2000万円強

「暴力団」(新潮社)溝口敦著によると
1989年の暴力団の収入総計が約1兆3000億円。
当時の組員は約8万8000人であったため、1人当たりの年収は約1500万円でした。
当時はバブル全盛であったため地上げなどの資金源が数多くあり、ヤクザにとっては恵まれた時代でした。

マフィアとの違いは?

マフィア(伊:Mafia)とは、イタリアのシチリア島を起源とする組織犯罪集団である[1]。19世紀から恐喝や暴力により勢力を拡大し、1992年段階では186グループ(マフィアのグループは「ファミリー」と呼ばれる)・約4000人の構成員がいる[1][2]。



マフィアはイタリア国内ではナポリを拠点にするカモッラ、カラブリア州を拠点とするヌドランゲタ、プッリャ州を拠点とするサクラ・コローナ・ウニータ(英語版)とは区別されており、四大犯罪組織と称されている(#イタリアの犯罪組織節を参照)[1]。

マフィアの一部は19世紀末より20世紀初頭にアメリカ合衆国に移民し、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコなど大都市部を中心に勢力を拡大した[1]。1992年段階でアメリカ全土には27ファミリー・2000人の構成員がおり[1][2]、ニューヨークを拠点とするものはコーサ・ノストラ[3]と、シカゴを拠点とするものはシカゴ・アウトフィットとも呼ぶ[1]。

組織犯罪集団の代名詞的存在であるため、他民族もしくは他地域の犯罪組織も「マフィア」と呼ばれることがある(#「本家」以外の「マフィア」節を参照)[1]。また、市場における匿名の投機筋を「金融マフィア」などと呼ぶなど比喩的に使用される場合もある。またマスメディアにおいて、メンバーシップが限定的で排他的かつ強力な団結力を持つ組織を「〜マフィア」と形容することがある[4]。



類似組織が日本の暴力団である。
出典:

マフィアは本義としてはイタリアのシチリア島で活動する、あるいはシチリア島にルーツをもつ黒社会結社でそうです!


マフィアが黒社会組織としてあまりにも有名であるため、
今日では他のイタリア国内や国外の黒社会組織も含めてマフィアと呼ばれていますが、
ここではシチリアン・マフィアについて説明します。



日本の暴力団が自称として極道と称するようにシチリアン・マフィアはコーサ・ノストラと自称します。
主な収入源だけでもドラッグの取引、密輸、密造、みかじめの取り立てなど多岐にわたる面や
組織に加わるにあたって儀式を行なう点なども日本の暴力団とシチリアン・マフィアには類似性があるようですね!



異なる点としては暴力団は特定される個人を頂点とする擬制の家族であるのに対し、
マフィアはファミリーと称されるものの、その指導者は特定個人に限られず、
特に近年のアメリカではほとんどのマフィアが複数人数による集団指導体制があるようだ!

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