出典: www.nicho.co.jp
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薬を飲めば、たしかに、効果は現れ、
比較的短時間のうちに、治ったような気がします。
薬を飲むことで一時的に咳が出なくなっても、
アタマはずっと重かったり、
ぼんやり感がいつまで経っても消えない、
鼻水がいつまでも出続けるといった
そんな経験ありませんか?
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薬の専門家
(実際に薬の研究開発に携わっている方でした)が
わたしに教えてくれたことは、
風邪を治す薬は実はなくて、
あるのは風邪をひいたことで出てくる症状を抑える薬だけ、
という事です。
風邪薬というのは、風邪を「治す」のではなく、
風邪の症状を「抑える」だけなのです!
症状がなくなるってことは、風邪が治ったってことではないんですか?
という反論がそこかしこから出てくるかもしれません。
それがもちろん、病や不調が「治る」
ということの現代における共通の理解である、
ということなのですが、
症状が「見えなくなる」場合にも、二通りあって、
不調の原因がちゃんと調整された結果、
症状が「消える」場合と、
薬の力によって症状が抑えられたために
不調が「一時的に見えなくなっている」場合が
あるということらしいのです。
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その答えが、この本『風邪の効用』、
著者は野口晴哉(のぐち・はるちか)に書いてありました。
実はこの本、今でも〝風邪を引いたら読む愛読書リスト〟にあります。
そこで述べられているのは、
「風邪というのは、一部に偏りを生じて硬くなってしまった体が
その偏りを調整しようとして起こる体のあり様のひとつである。
だから、大事なことは、風邪の症状を急いでなくそうとしたり、
症状がないことが良いことだと短絡しないことである」
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咳に鼻水、発熱、頭痛!
急いでなおそうとせず、
体の要処要処の異常を調整し、体を整えて
経過を待つ
そして、一通りそのコースを経過していくと、
自然に風邪の症状は消えていくのです
薬に頼る必要はないのです。
これが本当の体と病気の関係です。
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