女優で歌手の剛力彩芽さんが“総理の料理番”となる天才女性シェフを演じる連続ドラマ「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」(テレビ朝日系)が22日からスタートする。マンガ原作のドラマで、主人公の天才女性シェフ、一木くるみを演じる剛力さんは「(原作マンガでは)ナイスバディーでスタイルがとてもいいので、そこは本当にごめんなさい」と苦笑しながら、「私もマンガが大好きなので(実写化は)気になるところです。ドラマのくるみもいいねって言ってもらえるように頑張ります」と笑顔を見せた。
ドラマは、西村ミツルさん作、大崎充さん画のマンガ「グ・ラ・メ!~大宰相の料理人~」が原作。支持率低迷を打破するため現職の阿藤一郎首相と、秘書官の古賀征二が、「大宰相」と呼ばれた吉田茂首相の時代以来、約70年ぶりに総理が任命する「官邸料理人」の復活を決断。一木くるみ(剛力さん)は、料理人としての天賦の才を古賀に見いだされ、阿藤首相の料理番として官邸に入り、国家レベルのゲストたちに料理を振る舞っていく……というストーリー。
出典: youpapers.com
剛力さんは「マンガだと画とかである程度、想像をしやすく、髪形を似せたり、洋服のイメージを持ちやすいのですが、小説原作の方が怖いです。顔や声などすべてのイメージに個人差があるので。本を読み込んでイメージをふくらませることも大事ですが、とらわれすぎるのもよくないと思います。ある程度、オリジナルじゃないけれど、動くからこそできるイメージを大切にしたいと思います」と明かしながら、「マンガ原作をやることの怖さもありますが、映像だからこそ、こういう表現もあるんだと感じてもらいながら楽しんでいただきたいです」と笑顔で語った。
恋愛、職業もの、少年マンガなどジャンルを問わずマンガを読むという剛力さんに、現在、はまっている作品について、クールな女子高生が冴(さ)えない中年男性に恋する姿を描いた眉月じゅんさんのマンガ「恋は雨上がりのように」を挙げ、「マネジャーと一緒に読んで盛り上がっています」と話した。「マンガは、現実逃避をさせてくれ、笑ったり泣いたり、元気も与えてくれる。せりふによっては刺激もくれます。私にとって(マンガは)なくてはならない存在」と明かす。
剛力さんは今作で料理人役に初挑戦。「料理上手の母がとても喜んでくれました。『ドラマが終わる頃には、うまくなってるかしらね』って言われました」と明かした。また、プロの料理人の指導と監修を受けているといい、「切り方、盛り付けの仕方など、いろいろなことを教えてもらっている最中です。塩のかけ方一つでも違うんですよね。料理人としての当たり前のしぐさとか、細かいところまでプロっぽく見せられるように、練習を重ねて頑張りたい」と目を輝かせた。
また、ドラマの撮影が終わるまでの個人の目標として「ジャンルにこだわらず、3~4品を同じタイミングで(食卓に)出せるような腕前になりたい。ご飯に、お魚、漬物、おみそ汁とか、温かいものは、温かいタイミングで出すとかしてみたい」とにっこり。
食べることが大好きだという剛力さんは、健康や美容について「当たり前のことなのですが、一日3食を心掛けています」といい、「朝は必ず食べています。朝ご飯を食べるか食べないかで、一日のパワーやエネルギーの出方が違うと思います」と真剣な表情で話し、「体調によって野菜たっぷりのスープや、仕事のタイミングによってお肉や魚を多めにとったりしています」と語った。
ドラマには、阿藤首相役で俳優の小日向文世さん、古賀秘書官役で滝藤賢一さんが出演。小日向さんについて「映画で一度共演させていただいたことがあるのですが、現場で一度お会いしたときに『よろしくね』ってにこって笑顔を見せてくださいました。どんな総理(の姿)を見せてくれるのか楽しみです」と話し、滝藤さんについては「面白そうな方ですよね。初めて共演させていただくので、とても楽しみです」と笑顔で語った。
また、同ドラマで古賀の部下役として女優デビューを果たし、剛力さんが所属する事務所の後輩でもある「2013ミス・ユニバース」の日本代表にもなった松尾幸実さんについては「フレンドリーでいつもにこにこしている方」といい「初めてのドラマは緊張することもあると思いますけど、楽しみながら演じてほしい」とエールを送った。
ドラマは22日から毎週金曜午後11時15分に放送(一部地域を除く)。
女優の剛力彩芽が7月スタートのテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』(毎週金曜 後11:15※一部地域で放送時間が異なる)に主演することが6月1日、わかった。剛力は、総理大臣の料理番に抜てきされる天才料理人役に初挑戦する。
Kis-My-Ft2の玉森裕太主演で連続ドラマ化された『信長のシェフ』(同局)、嵐・櫻井翔主演でスペシャルドラマになった『大使閣下の料理人』(フジテレビ)の原作者で、料理人を主人公にした数々の話題沸騰“グルメ漫画”を生み出してきた西村ミツル氏が漫画家の大崎充氏とタッグを組み、2006年から10年まで4年にわたって『週刊コミックバンチ』(新潮社)で連載された『グ・ラ・メ!~大宰相の料理人~』を初めて映像化。
天才的料理の才覚、直観力、創造力を持つ主人公の料理人・一木くるみが、吉田茂政権以来、約70年ぶりに復活した総理任命の「官邸料理人」となり、料理で数々の要人・政治家たちを虜(とりこ)にしていく。
写真撮影のためコックコートに初めて袖を通したという剛力は「すごく身が引き締まる思いでした。いよいよ始まるんだ、という現実味を帯びてきて、緊張感が高まってきました」とコメント。「お料理は『得意!』というほどではないですけれど、小さいころから母の手伝いをしながら接してきたので、好きです。しっかり練習してドラマに臨みたいと思います。そしてこの作品を通して、わたし自身も料理の腕が上がったりしたら…最高です!」と撮影が待ちきれない様子だ。
中川慎子プロデューサーは「至極のフレンチからおなじみB級グルメまで、ドラマでは毎話、目にもおいしいメニューが目白押しです」とアピール。さらに、共演者の顔ぶれを見るとがぜん期待がたかまる。
低迷する支持率を打破するため、官邸料理人を復活させる内閣総理大臣・阿藤一郎を演じるのは、大河ドラマ『真田丸』(NHK)で豊臣秀吉を好演している小日向文世。ある出来事をきっかけに料亭で仲居として働くくるみと出会い、彼女の才能を見出す総理大臣秘書官・古賀征二に滝藤賢一。
古くからの慣習に染まった男ばかりの官邸で、くるみに敵対心むき出しで接してくる官邸食堂の料理長・清沢晴樹に『民王』では有能な第一秘書・貝原を演じた高橋一生。古賀の指名でくるみの面倒を見ることになる田村友和に連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)で加野屋の中番頭・亀助が記憶に新しい三宅弘城が決定。
ほかに、東陽テレビ政治部記者の立花優子に新川優愛、阿藤総理のひとり娘で事実上のファーストレディ・阿藤理子に内藤理沙、官邸事務所職員で古賀の部下である桜井あすかに女優宣言発表後、初のドラマ出演となる2013年度ミス・ユニバース日本代表の松尾幸実らが出演する。
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