中国の四川省の綿陽南郊空港で、
旅客機に乗っていた男性が、旅客機の中が非常に暑く、
換気もされていなかったので暑苦しくなった。
そこで窓を開ける装置が目に入ったので、
男性がレバーを引き、ドアを開けたところ…
突如として非常口を開いてしまい、
ドアが完全に外れて外に落ちてしまったものだから、
男性はびっくり。
実は男性が開けたドアは非常口で、緊急時に使う脱出用の出口でした。
ドアは普通に開くのではなく、完全に外れるようになっていて、
しかも、自動で脱出用滑り台が出てくるようになっていたのだ。
男性は、意図的ではないと訴えたが、
旅客機の運行を妨害し、ほかの乗客に被害も与えたため、
罰金による処罰は避けることができなかった。
彼は許可無しに航空機器を取り外した疑いで警察に捕まり、
15日の拘留刑を受け、罰金7万元(約120万円)を
宣告されたという。
それだけではなく、事故を起こしたという事実が、
“社会信用システムに記録”され、
今後の旅客機への搭乗に、特に長距離旅行が制限されるそうです。
中国は一人一人の法律違反などをスコア化し記録する、
「社会信用システム」制度があるのだ。
この制度は、国民の様々な行動を数値化して評価し、
スコアが低い人には、
銀行の融資、就職、住宅購入、旅行、学校への進学など
日常生活全般に不利益を与えるという点で、
国家が国民を積極的に「制限」するための制度だそうです。
勝手にドアを開放するとは、いかがなものか…
しかし、離陸前でよかったですね。
もし飛んでいる最中だったらと考えると
とてつもなく恐ろしい。
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