この曲の背景は、子供番組の主題歌というには、非常に勿体ないほど深い内容の曲という事ができるのです。
その曲「アンパンマン」は、もともと大人向けの読み物で、アンパンマン自身も普通の人間であるというのです。
空腹の人達の元へ、パン粉を届けるという点は、現在の解釈と比較的共通していますが、アンパンマンを語る上で、最も知っておく必要があるのが、やなせたかしさんの弟の存在と言えます。
やなせたかしさんの弟は、海軍にも志願し、特攻隊としてその生涯を閉じることになりました。
そして、やなせたかしさん自身も、戦中、戦後の食糧危機に直面し、辛い時代を過ごしたのだそうです。
特攻隊として飛び立った彼(弟)は自分が二度と母国の土を踏むことはないと知り、胸の痛みを感じつつも、生きている喜びを感じているのです。
涙をこぼすことなく
恐れることなく、彼は飛んだ。
みんなの夢を守るため
戦いに行くのは自分一人だけでいい
愛と勇気だけを連れて行くから
幸せとは何か
何の為に生きるのか
その答えを知らずに生きるのは嫌だ
時は過ぎ
彼は微笑みながら
特攻隊としての任務をこなした
まるで光る星が消えゆくように
彼は微笑みながら飛んだ
みんなの夢を守るため・・・
あなたはこの歌の意味を知っていましたか?
そんなにも深い意味が、込められていたのです。
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