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パラ水泳・一ノ瀬メイ選手が語る「障がい者」の表記についての理由が深すぎる!!

2018/03/25 UPDATE
 
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障害者の考え

2016年リオパラリンピックの水泳日本代表、一ノ瀬メイ選手(近畿大学 水上競技部所属)が、『人生が変わる1分間の深イイ話』に出演した際に、「障がい者」の表記について言及したことが反響を呼びました。

彼女は、イギリス人の父親を持つハーフで番組内では、彼女の紹介と共にストイックに練習に打ち込む姿がありました。

そんな一ノ瀬メイ選手が持ち続ける、「日本の障害者に対する考えを変えたい」の思いが語られ、多くの人に共感されています。

彼女の過去

彼女は、自身が9歳の時にあった出来事を明かしました。

それはスイミングスクールに入会しようとしたところ、断られたそうです。

理由は彼女の片腕がないからというもの…。

その後、父親の実家があるイギリスに1年間留学した彼女ですが、そこでは日本とは全く違う対応で、即入会OKだったとの事。

この出来事が、彼女にとってずっと疑問に思っていた「日本の障害者に対する考え」を変えたいと、強く思うきっかけになったといいます。

確かに、日本の場合は何かと”協調性”というものを大事にしていて、少しでも目立つような姿ならば排除されてしまいがちです。

個性を大切にしましょうなどと言っていても、結局ぶっ飛んだ人がいれば、見て見ぬふりをするか、みんなと同じようにしてくださいと忠告されてしまいます。

さらに彼女は、障害者の表記についても、このように言及しました。

(ここで改ページします)

障害は社会

“障害者”を“障がい者”にしないでほしいというもの。

自身の経験からも、このことは数多くあり、控え室などに表記してある「障害」を「障がい」と、ひらがな表記する風潮について持論を展開しました。

「障害の害が、ひらがななのが嫌い。”害”だからこれはマズイと思い、ひらがなにしているようですが、私からしたら腕がないことが障害ではなく、そんな風に思う社会が害。勝手に忖度して、ひらがなに直して消さないで欲しい」と彼女はコメントしました。

これを聞いた人たちは、彼女の意見に賛同し様々なコメントを寄せました。

確かに、このようなことは当事者だからこその意見、なかなか気づかないことですし、むしろその方を思っての配慮が、まさかの余計なお世話な結末になっているようですね。

そして彼女は、なぜメディアに積極的に出続けるのかその理由について、「腕が短い人を見かけた時『うわ、あの人腕がない』という一言が、『あの人、こないだテレビで見たメイちゃんみたい』に変わるだけで、全然変わってくる」と語りました。

同じ境遇で悩む子ども達に、自分の存在を知って励みにしてほしい。

そんな優しい思いが込められています。

そして、一ノ瀬メイ選手が明かしたこの考えには、多くの人が感銘を受けました。

彼女の優しい気持ちで、今の日本の社会の考え方が少しでも変化し、障害ではなく個性として思えるようになるといいですね。

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