漫画「BLEACH」の作者、久保帯人さんは連載中に体調を崩し、漫画家としての自信を失いかけていたころ、差出人不明の1通の手紙を受け取りました。
手紙の内容に励まされた作者は差出人へお礼が言いたくて、2016年11月に差出人を探すため、呼びかけのツイートを投稿し、それが「BLEACH」ファンに大きな感銘を与えました。
漫画「BLEACH」の作者、久保帯人さんは連載中に体調を崩し、漫画家としての自信を失いかけていたころ、差出人不明の1通の手紙を受け取りました。
手紙の内容に励まされた作者は差出人へお礼が言いたくて、2016年11月に差出人を探すため、呼びかけのツイートを投稿し、それが「BLEACH」ファンに大きな感銘を与えました。
2001年から15年間も連載を続けてきた「BLEACH」。
でもそこには作者である久保帯人さんの大変な苦労があったのです。
身体を壊しながらもなんとか連載を続けてきた久保帯人さん。
時には連載をお休みすることもありました。
まともに連載を続けるのが困難になっては、漫画家としての資格がないとまで、思い込んでしまう状態になっていたのです。
そんなときに、ある1通の手紙が久保帯人さんのもとへ届きました。
差出人の名前も住所も書かれていない手紙に、はじめはいたずらではないかと思い、封を切ってみました。
しかし、そこには思いもよらない、しかも沈み込んでいた久保帯人さんに力を与えてくれるような文が書いてあったのです。
余命一年半を宣告された少年が毎日病院のベッドで絶望していたのが、久保帯人さんの漫画「BLEACH」と出会ったことにより、次の連載が楽しみで、初めて明日のことを考えられるようになったということが綴られていました。
この手紙は久保帯人さんの胸に大きく響きました。
そうして沈み込んでいた心に「これからも連載を続けなければ」と勇気と力を与えました。
そのおかげもあって、「BLEACH」は2016年の第38号まで連載することができたのです。
連載も終わり、3か月ほど経ったとき、久保帯人さんはやはりどうしてもこの少年にお礼が言いたくて、ファンの皆さんにお願いをしたのです。
お手紙の実物の写真もアップします。彼についてのどんな情報でも構いません。ご存知のことがあれば、この投稿フォームからメッセージを送ってください。
https://t.co/HGwtDOnoqa https://t.co/fUq3GlRGn3
これには多くのファンが感銘し、情報収集やツイッターの拡散などで差出人探しに協力しました。
その結果、1年後に何と差出人を探し当てることができたのです。
差出人はその少年の家族と思っていたのですが、実際には少年と同じ病院に入院していた友人だったのでした。
そして、その友人と連絡がつき、詳しいいきさつを聞いた久保帯人さんは「愁眉を開く思い」がしたということでした。
1年という長い期間を経て差出人を見つけた久保帯人さん。
連載を諦めかけていた作者に連載を最後まで続けさせるきっかけを与えてくれたこの少年、そして差出人探しというわがままなお願いを聞いてくれたファンの皆さんに、改めて感謝の意を強めたのではないでしょうか。
「BLEACH」を読んでいる人も、読んでいない人も、こんな素敵なお話しには感動の一言のお話しですよね。
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