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ツカサのウィークリーマンション元社長、資産3000億円からの転落した現在・・・・

バブル期にはツカサのCMは連日テレビで流されていた。資産3000億から転落した元社長の現在。
2016/09/03 UPDATE
 
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ツカサのウィークリーマンション元社長、資産3000億円からの転落した現在・・・・

 40台以上の方は、記憶あるのではないでしょうか。

 ♪よんよんまるまる わんわんわんツカサーのウィークリーマンション

バブル時代には、このフレーズが頭から離れない位くらい連日CMが流されていた、ツカサグループ。

「爆報!THEフライデー」に出演し、資産3000億ともいわれた成功からの転落人生を語りました。

川又 三智彦(かわまた さちひこ、本名:川又 幸彦、1947年9月1日 - )
日本の実業家。会津昭和30年代村企画株式会社代表。栃木県出身


サレジオ学院高等学校卒業後、米国ノースウエスタン・ミシガンカレッジに留学。1973年、家業の不動産業「司建物管理有限会社」社長に就任。1985年、ウィークリーマンションを大ヒットさせるが、1999年にはウィークリーマンション事業をリーマン・ブラザーズに売却した。
現在は不動産事業の他、福祉・介護事業、インターネット関連事業等を展開。独自の情報整理術を構築し、自ら実践している

出典: waseda-links.com

川又氏は日本初の敷金礼金なし、家具食器付きのウィークリーマンションを始めたバブル期を代表する不動産王の一人。
アメリカ留学時代のひらめきから生まれた同事業はまたたく間に大成功。多くの銀行が高額な融資を持ちかけ、川又氏は50行近くの銀行から融資を受けて事業を拡大していった。

 しかし当時の政府は不動産価格高騰の沈静のため、金融機関に不動産への融資を制限させる「総量規制」を発令。
これにより銀行が一斉に融資の回収に乗り出し、返済不能となった川又氏の借金は1000億円にも上った。

 その後、会社の経営権と引き換えにアメリカのリーマン・ブラザーズが債権の一部を肩代わり。
新事業を興し、なんとか軌道修正に成功するも、2008年にリーマン・ブラザーズが破たんし、790億円の借金を背負った。
川又氏の会社も翌年に倒産、妻とも離婚し、自己破産。現在は2年前に移住した福島で年金暮らしをしているという。

 わずかな年金だけを頼りに極貧生活を送るが、地元の人の支えもあり、「お金のかからない生活できるのは本当に楽しい」と語った川又氏。
新天地では廃業の民宿をデイサービスに改装する事業や、若者を呼び込むためにドローン操縦者育成学校を始める構想を練り、再出発に燃えていた。

日本で初となるウィークリーマンションで大成功

 元社長の川又氏の実家は、地元の小さな不動産屋であった。その為か、それなりの資産のある裕福な生活を送っていたようだ。

彼は高校卒業後、アメリカに留学をしていたが、父親が病で倒れたのを機に帰国。

その後、他社で働くも母親のもとで仕事を始め25歳で社長に就任する。

当時は木造アパートがメインで、老朽化が進み、流行の兆しを見せていた新築ワンルームマンションに客足を取られていた為、経営は思わしくなかった。

そんな状況を変えるために、大勝負に出て始めたのが、家具付き短期契約の賃貸住宅だった。しかし、これは旅館業法違反と指摘されため、一週間以上貸し出すという日本初のウィークリーマンションが誕生したのだ。

老朽化したアパートを改築し始めたこの手法が、長期出張のサラリーマンや地方からの学生を中心にヒットする。

その状況を見ていた銀行から、

『ワンルームマンションとして建築中の物件90室を丸ごと買わないか』と持ち掛けられ10億の借り入れをし購入。

これを機に、この後のバブルに乗り全国に4000室、借入金1500億とパンパンに膨らんでいく。

当時の彼の自宅は、渋谷の一等地に7LDK、23億の物件という大成功者。さらに、ハワイ、伊豆、苗場、水上などに別荘も構えるなどしていた。

社長自ら出演し話題となっていた

バブルの終焉で転落が始まる

 ところが、1990年3月に当時の大蔵省が、地価高騰の対策として不動産業への貸し出し規制を通達したことで、一気に窮地に追い込まれた。

1500億あった借金はそのままに、3000億の資産は10分の一まで激減してしまった。

今度は手のひらを返した銀行から、『何でこんなに借りたんだ』『どうやって返すんだ』と貸しはがしに。

そして、銀行の取り立てと共に経営は火の車になってしまう。そんな中、彼本人も脳こうそくで倒れてしまうのだ。

その後、20年以上にわたり借金を返済しながら会社を運営してきたが、リーマンショックで完全に倒産となった。

会社790億、個人830億を抱え2010年に自己破産した。

ピーク時23億の豪邸生活から、現在は福島県の猪苗代で築45年、2.5万の一軒家で生活をしている。

 成功と転落、天国と地獄、すべて紙一重なんですね。しかし、死ぬことなく再起を誓う元成功者たちは、いつになってもチャレンジャーとして輝いて行ってほしい。

やり直しという、最大の武器を手に・・・。

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