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北米大陸東部・南米全域に広く生息しているマウンテンライオンに遭遇した時の対処法

2018/11/18 UPDATE
 
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マウンテンライオン

マウンテンライオンは、北米大陸東部・南米全域に広く棲息し、剃刀の
ような鋭い爪を持ち、体重は90キロ以上になる、大型のネコ科の動物です。
クーガ、ピューマ、ヤマネコ、フロリダパンサーなどの別名を持ち、夜明けや
夕暮れに動きが活発になる鹿などを見かけると、狩猟本能が騒ぎ出すようです。

遭遇した時の対処法

不幸にもマウンテンライオンに遭遇し、襲われたと言う人は、幸いにも殆ど
ありませんが、北米では年平均6件程度。しかし、死に至る事故は更に稀で、
年に1件程度と言われます。

全米でこの種の事故が最も多いと言われるカリフォルニア州でも、1986年以来
14件程にとどまっています。しかし、殆ど遭遇しないマウンテンライオンでも、
万が一の時を考え、正しい対処法を身に着けておくことが大切です。

・マウンテンライオンが棲息している山岳地帯では、しゃがむ、座る、ひざまづく
などの動作は要注意(マウンテンライオンにしてみると、「どうぞ攻撃してください」
という合図になる)
(マウンテンライオンから見ると、「立っている人は獲物と見なさない」)という事
になるので、背筋を伸ばして立っていることが得策

この動画では、トレーナーが背を向けてかがんだとたんに、飛びかかる準備を
はじめています。

・小さな子供は背が低く、地面に近いので特に注意が必要
・大人でも何かのきっかけで狩猟本能に火がつくと、大人も子供もわからなく
なり、襲われるので油断禁物
・茂みの中の動物の死骸などを見つけても、危険なので調べない(隠しておいた
エサかもしれないので)

・冷静さを保ち、なるべく動かない、ゆっくり後退する
・相手に背をむけて走らない
・マウンテンライオンも怖がっているので、逃げるチャンスを与える

・マウンテンライオンが近づいてきたら、腕を高く上げ、ジャケット等を広げ
身体を大きく見せ、大声をあげて腕を振る
・石・木の枝 その他何でもいいので、マウンテンライオンに投げつける
(できれば直接当たらないように、傷をつけないようにした方が良い。また、
無駄に怒らせないこと)

・マウンテンライオンから身を護る最良の方法は、先制攻撃する事である
・ただし、こちらに向かって攻撃してくるときには、直接物が当たるように
投げて戦う。遭遇したことのあるハイカーなどは、石、棒、帽子、ジャケット
などを使って追い払っているとの事です

◎最近では、我が子を襲ってくるマウンテンライオンを、素手でつかんで
投げ飛ばしたと言う母親もいたということです

(ここで改ページします)

まとめ

剃刀のような鋭い爪、体重90キロ以上のネコ科のマウンテンライオン。
もしも遭遇した場合には、決してしゃがんだり、ひざまづくなどの動作は
せず、立ち姿で、手を大きく広げたり、ジャケット等をもって強調し
威嚇するようにしましょう。

こんな人間と関わると、自分の方が負けるかもしれない、または襲うのは
不可能、値しない存在と、マウンテンライオンが認識するように努める
ことがお勧めです。

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