お母さんに頼まれて
人生初のおつかいに
そんな子どもの”大冒険”をやらせ
台本、いっさいなしの
ガチンコで追いかける
『はじめてのおつかい』
毎回、高視聴率を取る
この超人気番組
この番組はドキュメンタリーなのに
”ほのぼの”しかない。
だからすごくホッとできるし、
気持ちがリセットできる。
子どものための番組じゃなく
大人の教育番組だ
そこで気になるのは、
どこで子どもを探してくるのか?
ということだ。すると驚くことにー、
自薦、他薦、公募の類は
いっさいしていないという。
「役所などに幼稚園や保育園を紹介してもらい、
まずは趣旨を説明しにうかがいます。
そこに案内書とアンケートを
置かせていただいて、
お返事をもらったら連絡をして、
お子さんや家庭のことなどを
2時間くらいかけてお聞きします。
そこから長いお付き合いをして、
おつかいの日を決めていきます。
ほかに知り合いのつてをたどって、
紹介していただくこともありますが」
こうして、
おつかいを決めた家族を
選んでいくわけだが、
年間約100人の撮影をしても、
放送されるのは1割の10人ほど。
おつかいの成功、失敗が
その理由ではないという。
「子どもが一生懸命おつかいするか
どうかが大切です。
子どもは親が思ってる
以上にできるもの。
多くのお母さんは心配して、
できることだけをやらせようとしますが、
それは子どもにとって
一生懸命にならなくても
できることだったりします」
さらに目標どおりのおつかいを
成し遂げる子とそうではない子には、
違いがあるそうだ。
「『おつかいに行ってきて』と言われて
泣く子は大丈夫。
これから自分に何が起きるのか
想像ができているから。
逆に”うん、行ってくる”なんて
ケロッとしている子は、
だいたいすぐに戻ってきますね」
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