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時をかける少女のアニメの原作は映画でもドラマでもない?!その意外な物とは・・

映画やドラマで話題の時をかける少女。その物語の原作は、実は映画でもドラマでもなかった。その意外な物とは?!そして、アニメ映画の中に出てくるお姉さんは・・・
2018/07/22 UPDATE
 
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映画・ドラマ

皆さんは時をかける少女と聞くとどの作品を思い浮かべますか?

映画(アニメ)という方もいればドラマという方もいるかもしれません。


実は、私自身も知らなかったのですが、映画やドラマに数多くなっているそうなんです!


映画

1983年・1997年・2006年(アニメ)・2010年

ドラマ

1972年・1985年・1994年・2016年



更に舞台にもなっているそうです。


舞台

2015年・2018年


これだけたくさんの作品のもととなった作品とはいったいどんなものだったのでしょうか?

原作は小説だった?!

そうなんです。これらの作品のもととなるものは、実は
映像も何もない小説だったということなのです。

ただ、wikiによると、1965年の「中学三年コース」(学習研究社)で連載されていたものが本当の最初の作品なのだそう。

しかし、映画やドラマ、更に舞台となる影響を与えた作品、または内容ということになるとやはり小説の内容が強いのではないでしょうか?

となると、小説の内容が気になってきますよね。

その小説とは一体どんなものだったのか、映画やドラマと内容は異なるのか?など、少し小説の内容を見てみることにしましょう。

小説『時をかける少女』

1964年に筒井康隆さんにより「ヤングアダルト向けSF小説」ということで執筆されました。

筒井さんはこの作品のことを、繰り返し映像化されていることから「金を稼いでくれる孝行娘」と表現しています。


そして、この小説の表紙の女の子は、実はアニメ版の映画でまことの相談に乗ってくれているお姉さん「魔女おばさん」なのです。

映画の前半にタイムリープのことを知っているように話していることや、後半にお姉さんと話している時に上の画像の小説の表紙の女の子の写真が写るシーンがあるのもその証拠ですね。

ストーリー

ある日、中学3年生の少女・芳山和子は、同級生の深町一夫や浅倉吾朗と一緒に理科室の掃除を行っていた時に、実験室でラベンダーの香りを嗅いで意識を失う。その3日後、和子の周囲にはいくつかの事件が起こる。深夜に起こった地震により、吾朗の隣の家が火事になる。そして、その翌日に吾朗と共に交通事故に巻き込まれそうになった瞬間、和子は前日の朝に時間を遡行する。もう1度同じ1日を繰り返した和子は、一夫と吾朗にこの奇妙な体験を打ち明ける。最初は信じなかった2人も、和子が地震と火事を予言した事で、和子の話を受け入れる。3人の話を聞いた理科の担任である福島先生は、和子の能力はテレポーテーションとタイム・リープと呼ばれるものであることを説明し、事件の真相を知るためには、4日前の理科室に戻らなければならないことを指摘する。

やがて自分の意思でタイム・リープを行えるようになった和子は、4日前の理科実験室で正体不明の訪問者を待ち受ける。そこへ訪れたのは、深町一夫であった。一夫は自分が西暦2660年の未来で暮らしていた未来人であると語り、未来では採取できなくなったラベンダーを得るためにこの時代にやってきたのだと説明する。さらに和子や周囲の人間が持っている一夫の記憶は催眠術によるものであり、実際に和子が一夫と過ごした時間は、1か月程度であることも打ち明ける。しかし、その1か月の間に一夫は和子に好意を抱くようになっていた。タイム・リープのための薬品を完成させた一夫は再び未来へ帰還するが、その直前に、和子の前にいつか再び別の人間として現れることを約束する。

タイム・リープの秘密を守るために和子や他の人々から一夫の記憶は消されてしまうが、和子は心の底に残るいつか再び自分の前に現れると約束した誰かを待ち続けるのだった。

いかがでしょうか?

要約なので細かい部分までは分からないですが、根本的な内容の「テレポーテーション」「タイム・リープ」や、登場人物、といったところは大きな違いはなさそうですが、タイムリープの方法や、記憶に関することなど少し違いはあるようです。

例えばタイムリープについてですが、小説では実験室でラベンダーの香りを嗅いで能力に目覚めていますが、映画ではクルミ型の装置を身体に触れさせることで回数をチャージするというものになっていました。


多少の違いはありますがその作品が、その作成された時代に合わせて進化していっているような感覚で私自身観ることができました。

その一つ一つの作品に違ったいいところ、おもしろいところがあり、原点は同じでもまた違った楽しませ方をしてくれているのではないでしょうか?


皆さんも是非この機会に他の映画作品、ドラマ、そしてそれらの原点となった小説を読んでみてはいかがでしょうか?

そしてあなたを楽しませてくれた筒井さんの孝行娘にさらに親孝行をさせてあげるのもいいかもしれませんね!

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