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バックビルディング現象とは?平成最悪の豪雨被害の原因とは……

2018/07/12 UPDATE
 
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平成最大の水害「西日本豪雨」

西日本豪雨は現状で既に73億円超の被害を出し、死者は180人を超えていますとなっています。

行方不明の人もまだ多く、平成最後の史上最大の水害が起こってしまいました。

ちなみにそもそもなぜこういった豪雨が発生してしまったのか。

これには「バックビルディング現象」と呼ばれる自然現象があったのです。

バックビルディング現象って何?

バックビルディング現象とは何かをひとことで言うと、積乱雲が風上で連続して発生し、それによって風下で激しい雨が降り続ける現象です。風上で積乱雲が連続して発生する様子がまるでビルが林立するようであることからこの名前が付けられました。

普通の積乱雲は湿った風が上昇気流に乗ることで発生し、狭い範囲に1時間あたり20mm程度の雨を降らせた後に消えます。一方でバックビルディング現象の場合には‘風上で積乱雲が連続して発生するので、局地的に激しい雨が降り続けて集中豪雨となります。

発生した積乱雲は風に流されて移動して行くのですが、すぐに次の積乱雲が作成されるために、新たにできた積乱雲が線状・帯状に並び立つために、一帯に集中的に大雨を降らせることになります。

つまり積乱雲が次々と発生して降りやまない豪雨が連続して発生した、ということです。

1000ミリ越えの大豪雨。つまり1メートル超えの水の波が起きてしまったのです。

これがたった72時間の間で2倍以上の雨が降ってしまいました。


バックビルディング現象には種類がある?

積乱雲が次々とできたり、一つ一つがくっ付き巨大な積乱雲になると、今回のような甚大な被害をもたらす長時間豪雨になります。専門的には前者は「マルチセル型」、後者は「スーパーセル型」と呼ばれています。

で、今回。先に発表があった通り、バックビルディング現象によるマルチセル型だったというわけです。
出典: www.mag2.com

ちなみにこの豪雨の後は夏の高気圧に覆われてしまい、全体的に気温が上昇。

こんなタイミングで熱中症になってしまったら溜まったものではありませんね……。

このバックビルディング現象が起きたそもそもの原因は3つあるそうです。

①梅雨前線

②台風7号

③太平洋高気圧

実は3日前くらいからこの豪雨への観測結果がシミュレーションされていたそうです。

もちろん警告もしていたのですが、それを上回る降水量やバックウォーター現象というのも発生してこの被害になってしまったそうです。

バックウォーター現象についてはこちら

まとめ

現状自衛隊による救助活動や募金活動も行われています。

お勧めの募金はyahoo基金募金です。

あのヒカキンが推奨している募金方法なので、もしご協力いただける方はこちらからよろしくお願いしますm(__)m

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