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73匹もの猫を1つの部屋に押し込んだ。飼育放棄した結果、劣悪な環境が出来上がった。

2018/04/24 UPDATE
 
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これは、イギリスのアパートの一室で起こりました。

自宅アパートで73匹もの猫を飼いつつも、全く飼育管理をしていなかった高齢者夫婦がいました。

猫を飼っていたのはデイヴィット・オデル(70歳)と妻のペネロペ(71歳)でした。

この状況を知ったRSPCA(英国王立動物虐待防止協会)がこの夫婦の家へと訪れたとき、

あまりに劣悪な環境にスタッフらが特別なマスクを付けなければいけないような状況でした。

部屋の中は劣悪な環境。

スタッフらが特別なマスクを着用しなければならないほど、部屋の中は劣悪な環境だった。

強烈なアンモニア臭が漂い、10ほどの猫用トイレは排泄物で溢れており、

カーペットや床は猫の毛だらけで排泄物が散乱していた。

壁やドアにも排泄物が付着しており損傷も激しく、

73匹の猫たちはトイレのための清潔な場所や横たわるスペースもないまま長い間過ごしていたようだ。
出典:

画像はイメージですが、あまりにひどい環境に目を疑いたくなります。

さすがにこの環境を放置していたのはまずいですね……

いくら高齢だったといえど、動物の命を扱っているのですがそれ相応の責任を取らねばなりません。

「一つの部屋に多くの猫が押し込められていたというだけではなく、猫の健康状態は最悪でした。

73匹のうち、13匹の猫は虫歯で抜歯しなければならず、16匹は体に毛が絡まり麻酔をしてグルーミングを必要としたほどです。

また、35匹の猫はダニが寄生していて耳にも問題があり、10匹は深刻な目の感染症を患っていました。そのうちの1匹は片目が角膜潰瘍で眼球を摘出しなければなりませんでした。

“ピリピリ”と名付けられたマンクスは直腸脱になっており、46週間ほど痛みに耐え続けていたものと思われます。

この猫には2回手術をしましたが、結局安楽死させざるを得ませんでした。

ピリピリだけでなく、深刻な病を抱えていた数匹の猫も結果として安楽死となりました。」
出典:

このような劣悪な環境に置かれていたせいで、どの猫も相当なストレスが溜まっていたそうです。

どの猫も去勢すらしてなかったため、部屋の中で交尾している猫もいて、

さらに後に仔猫を生んだ猫もいたそうです。

どの猫も息も絶え絶えで、換気すら行われていなかったそうな…

なぜ生きているのか不思議なくらいですね……

夫婦はなぜこのようなことをしたのか?

デイヴィッドとペネロペの2人は、

アパートの強烈なアンモニア臭には全く気付いていなかったと発言しており、

デイヴィッドは事情聴取の段階で「猫の飼育責任は自分にはない。

義母が死に、妻が脚を骨折したので代わりに面倒を見ていただけだ」と主張した。

しかしその後、「あのアパートは多くの猫を飼うには不適切だったことは認める。

健康状態が悪く資金不足でアパートをきちんとした状態に保つことができなかった。

猫たちが苦しんでいたのなら申し訳なく思う」と陳述書に述べていたという。

「猫たちのことは好きだった。でもこんな劣悪な環境になって誰にも言えない状況になっていた」

正直口だけなら何とでも言えるのが……

法廷に立っているうえでの発言なので、自分の刑を軽くするために言っている可能性すらありますね。

最終的には18カ月の執行猶予付きの12週間の懲役、さらに約7万年の罰金。

そして障害ペットの飼育禁止、面倒を見ることも禁止、他のペットの面倒を見ることや、関連行事のすべてに至るまで参加を禁止されたそうです。

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