横浜市の病院で入院患者が点滴に消毒液を混入され死亡した事件で、逮捕された元看護師の女が「死刑も覚悟している」と供述していることが新たにわかりました。
「午前9時半です。久保木容疑者、県警本部から送検されます」とのこと。
神奈川県警本部を出た1台の車。乗っていたのは、7日、殺人の疑いで逮捕された元看護師の久保木愛弓容疑者(31)です。
久保木容疑者はおととし9月、勤務していた横浜市の旧大口病院で、入院患者だった西川惣藏さん(当時88)の点滴に消毒液を混入させて殺害した疑いが持たれています。
「(Q.病院内で変わったことは)ちょっと分かりません。すごく残念なことが起きてつらいです」(久保木愛弓容疑者 おととし9月)
事件直後の取材では関与を否定していた久保木容疑者。しかし、逮捕前の任意の事情聴取に対し、「死刑も覚悟している」という趣旨の話をしていたことが新たにわかりました。
また、同じく中毒死した八巻信雄さん(当時88)についても、殺害を認めているということです。
旧大口病院では、おととし7月からの2か月間で、およそ50人の入院患者が相次いで死亡していますが、久保木容疑者は、患者への異物混入は「20人以上に行った」とも話していて、警察は全容解明を進めています。
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