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オウム真理教の修行内容!

オウム真理教の修行内容を公開。
2018/07/06 UPDATE
 
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オウム真理教の修行内容

当初はヨーガの手法による修行が行われていましたが

その後「イニシエーション」と呼ばれる

独特の通過儀礼としての修行が行われるようになり

徐々に薬物や機械をもちいた「洗脳」が行われるようになったのです。

・愛のイニシエーション

麻原彰晃のDNAを抽出した液体を飲むイニシエーション。

・血のイニシエーション

麻原彰晃の血液を混ぜた液体を飲むイニシエーション。

・ルドラチャクリンのイニシエーション

薬物のLSDを混ぜた液体を飲むイニシエーション。
手っ取り早く神秘体験を起こさせていたとみられます。
なお、このLSDは、麻原彰晃が一度口に含んだものが用いられます。

・水中クンパカ

ヨガの呼吸法のひとつ「クンパカ」を水中で行う修行。

・アンダーグランド・サマディ

土の中のコンテナで何日間も瞑想する修行。

セミナー風景

道場では修行により解脱したとされる「大師」と呼ばれる人たちが

信徒の様々な相談に対応していた。

毎回行われるセミナーではヨガの呼吸法等が伝授され指導された。

オウムでは教団の教義として仏教や密教が掲げられこれを真理とした。

そこに集う人たちは、カルマの法則、功徳のメカニズムを信じ

人類の救済を提唱する麻原氏を絶対的存在として崇めた。

麻原氏との対話

道場に通いだしてからまもなく麻原氏と面談をする。

信徒は1回3万円で麻原氏との個人面談を受けれる。

人生においての不運を話すと

麻原氏は「君は完全に大魔境だ。しっかり功徳を積んで乗り越えなさい」と語った。

熱いものがこみ上げていった。

オウムでは人の幸せや不幸はすべて過去のカルマに蓄積された結果であるとされ

功徳を積むことを提唱されている。

チラシ折りや、知り合いを勧誘したりと

オウムの布教活動は多大な功徳が積めるとされていた。

狂気の集中修行

ミラレパ大師の進めで「狂気の集中修行」というセミナーに参加する。

これは年に1回催されるオウムの一大イベントで在家信徒200名以上が参加した。

修行プログラムは1日14時間を超える全10日間のセミナーで

毎年何人かの脱落者が出るほどのハードな内容である。

立位礼拝という修行では五体を投地し大声で「グルとシヴァ神に帰依し奉ります!」と唱える。

程良い広さを持つ道場は信徒らの声が大きく鳴り響いていた。

ポアの間修行

サマナ(出家修行者)に「ポアの間」修行が課せられた。

それは畳一畳ほどの個室に入り外から鍵が掛けられ

テレビモニターから麻原氏の説法ビデオが24時間ずっと流される内容である。
(内部からは電源が消せないようになっている)

1週間は外に出られないのでオマルが用意され、食物は小窓から受け取る。

睡眠中も説法を聞くのは潜在意識ににデータが入り修行が進みやすいという

その効果を生かす修行であるようだ。

1週間後、「ポアの間」から出される。

印刷所の立ち上げで、同じグループに科学班の故村井氏もいた。

長い間ずっと暗い部屋にいたため外の光がやたら眩しく感じる。

そしてワークの日々に戻っていく。

サマナには休息はなく、自由時間もなく、恋愛やオウム食以外の食べ物も許されない。

それらが戒律とされていて

それを破る者は罰則すら行われた。

ひたすらグルを仰ぎ

功徳を積むために全力でワークに励むことが最短の解脱への道である。

ビニール囲いのシェルター

オウムの救済活動とは

全人類を真理に結びつけ高い世界に転生させる事である。

1990年2月、尊師はより救済活動を進めるために

真理党を立ち上げ衆議院選に立候補した。

しかし選挙活動の甲斐も無くあっけなく惨敗した。

そしてこの年、尊師は説法でオースチン彗星接近による大災害を予言し

突然サマナと信徒を石垣島へ大移動させた。

日本の都市部での大災害を逃れての事と思ったが

石垣島へ着いたかと思うとすぐさま元の場所へ帰る指示があった。

サマナや信徒らも狐に摘まれたような思いの扱いのされ方だった。

帰ると富士道場等の内部をビニール貼りのシェルター化の作業が待っていた。

だが予言された期日に災害等は何も起こらず

尊師の予言がはずれたのだと思った。

その後、しばらく東京には行くなという内部通達。

科学班の秘密ワークって言葉がサマナの間で囁かれた。

実験室

富士道場のシェルター造りと並行して

1階の食堂が化学班の実験室に改装されていた。

ドアは道場2階のシェルター同様に潜水艦のハッチの二重扉となっており

白衣をきた化学班のサマナが出入りしている。

それは救済にとって重要なワークであると他のサマナから伝え聞いた。

謎のプレハブ

オウムは上九一色村に施設をかまえるようになる。

そこは富士総本部道場から1時間くらいの距離にある。

ある日、科学班のプレハブに某師が東京で買った部品を届けに行く。

マンジュシュリー大師(故村井氏)に届けるのだそうだ。

戻ってきた師はプレハブを見ながら呟いた。

「尊師もすごいこと考えるよ。さすが最終解脱者だ。これで日本の歴史が変わるぞ」。

キリストのイニシエーション

サマナ全員に効果的なイニシエーションが執り行われる。

その名は「キリストのイニシエーション」。

サマナは何も内容を知らされずにイニシエーションの順番を待った。

尊師から渡されるワイングラスに微妙に入れられた黄色い液体。

苦みを伴ったパイナップルの味がする。

飲み干すとすぐに一人一人個室に入れられた。

そしてシールドルームと呼ばれる壁全面に鉄板を貼られた個室に入り

8時間の瞑想修行となる。

しかし特に修行プログラムは言い渡されていないので

効果的なイニシエーションらしいが個室に入るだけかと少し呆気にとられていた。

30分くらいたった時

めまいがしてきて徐々に体の力が抜けていった。

めまいは治まるどころか

ろれつもまわらない状態になり慌てて担当者を呼んだ。

意識がもうろうとする中、クリシュナ・ナンダ師(林郁男被告)がドア向こうにいたのが見えた。

私は気分が悪いと話したのだが

特に心配することは無く

「これがイニシエーションの効果です。これから過去に行っていろいろ体験するから覚えて帰ってきなさい」

と言うと、ゆっくりとドアを閉めてしまった。

天井の明かりは消えたようだ。

身体がぶよぶよに溶けていく感じがする。

幾何学模様がたくさんうごめいている。

様々な感情の波が押し寄せる。

まるで果てしない心の旅をしているようだ。

自分の身体が宇宙大に膨れ上がるような感覚。

私はいろんな人格になって、暴れ出したり、大声で笑ったり・・。

途中で取り押さえられたらしく縄で手足を縛られているのに気づく。

ドアにタックルして外に出ようとして、担当の女性サマナが来て注意された。

個室に入って8時間くらいたっていた。

その後、同じイニシエーションを受けたサマナの一人があれはLSDではないかと話していた。

しかも相当量のらしい。

神秘体験なら私もいくらかはあるのだが

今回のはそういう類のものでは無いという気分だ。

内側では無く、外から遺物が入ってきたような・・。

薬と思っても不思議では無かったが

そばにいたサマナが薬だなんて思うのは尊師への冒涜だといい這っていた。

戦慄の秘密ワーク

1994年、この年、私は科学班に移動になり

師のステージに昇格され、裏ワークに配属となる。

よく裏ワークという言葉を聞いてはいたが

他部署にいた私はその実態を知るわけでは無い。

第7サティアン。そのプロジェクトは最も秘密性が高く重要なワークと聞かせれ

事実、科学班のそうそうたるメンバーが顔を連ねていた。

巨大なプラントの正体は私には明かしてもらえなかった。

科学班になってからというもの

嫌嫌着ていた作業着に防臭マスクにゴム手袋という異様な姿で、私は呟いた。

「俺は今、オウムの最前線に来ている」と。

この第7サティアンで、最も尊師が意思されるワークで功徳を積むのはサマナにとって光栄なことと思う反面

心は妙にさめている。

強アルカリ水の水槽に溶けていく蛾の死骸を見るのも嫌だが

ここにいるサマナは皆どんよりしているように見えた。

私が前々から師と尊敬していた彼らの何人もがだ。

第7サティアンの内部は非日常的な空間だ。

不気味な形をした反応釜。

異様な悪臭。

錆びついた金属。

硫酸が水と反応して白い煙を発している。

床にこぼれた強アルカリは人の爪をも溶かす。

不気味に響く周期的な機械音はこのプラントの可動実験を行っているのだろうか。

ある日ここで死ぬ思いになった事がある。

プラント全体を白い煙が包み、それを吸い込み息が苦しくなった。

逃げ遅れたら確実に死んでいると確信した苦しさだった。

私はこの場所が怖かった。

記憶の中の白い残像

第7サティアンに隣接する化学班施設クシティガルバ棟。

私は物を届けに1度だけここに入ったことがある。

一番奥の部屋に白い理科室のような部屋がある。

試験管やビーカーみたいなものがあったような気がする。

中のサマナは白衣を着ていた。

こんな光景どっかで見たと思い、富士総本部の1階の研究室を思い出した。

化学好きのオウムのする事だと思うと今さら不自然には思わないが。
 

新型サリン噴霧車

マスコミの「地下鉄サリン事件」のオウム犯行説の噂話がサマナたちの間で飛び交う中

教団施設に2000名を超える機動隊が周りを包囲した。

私は坂本弁護士事件と同様

とんだぬれぎぬだとか、フリーメイソンの陰謀だとか思い

オウム犯行説など信じなかった。

尊師が否定しているわけだし。

緊張状態が続く中、私は清流施設で1台のトラックの解体の作業にまわされる。

上からの急ぎだとかで、師たちが大慌てで作業している。

私はトラックの内部を見て、急に妙な戦慄を覚えた。

トラックの内部は大きな金属製の水槽に煙突が取り付けられ

その煙突の先がトラックの天井から上に突き抜けていた。

その横に大型のコンピューターが備えており

さらに奥には制御モニターとオペレーター用の椅子が据え付けられている。

その椅子には正大師と書かれた紙が貼られている。

正大師とは科学班最高責任者マンジュシュリー正大師(故村井氏)である。

私はその時それが気体噴霧装置であるという事を知った。

そこで謎が解けた。

点は線で繋がれた。

裏ワークの謎が解けてしまった。

「毒物を撒く・・。プラントや実験室やこんな車もあるわけだな。」

尊師のヴァジラヤーナ説法を思い出した。

「殺す事もまた救済・・」

今の悪業の多い人類はむしろ殺してあげたほうがその人のためになると

教義にはある。

それにしてもこの裏ワークを知らされた師は少しも憤りを感じなかったのだろうか?
 

オウム真理教は修行と言い

サリンを作らせたり監禁などという事をしていた。

オウム真理教は

多くの人を洗脳し

犯罪をする事も救済だとし

オウム真理教の存在を否定する者を

標的にしてきた。

死刑が執行された今も

謎は残っている。

今後、同じような教団ができない事を祈る。

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